美味しく米を炊くコツとして、「米のつけおき」があります。
結構知られているコツなので、実践している人も多いんじゃないでしょうか。
ですが、実はつけおきが長すぎると、美味しく炊き上がらない可能性があるんです。
そこで、「米のつけおきは一晩しても平気?」や「つけすぎるとどうなるの?」について紹介したいと思います。
つけおきをする際のおすすめの場所や目安の時間についても解説いたしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ふっくら美味しい米で、すてきな食卓を楽しみましょう!
目次
米のつけおきは一晩しても平気?

米のつけおきは、一晩しても大丈夫です。
ただし、常温で一晩つけおきするのはあまりおすすめしません。
おすすめしない理由は次の通り。
- 雑菌が繁殖しやすい
- 美味しくならない可能性がある
米を常温で一晩つけおきすると、水が傷んでしまい雑菌が繁殖しやすくなったり、米が砕けてしまい、あまり美味しく炊き上がらない可能性が高くなるんです。
そもそもなぜ米を水につけおきするかというと、米を美味しく炊き上げるため。
米に水をしっかり吸わせてから炊くと、ふっくらと美味しく炊き上がります。
ですが、つけおきにしたことによって逆に不味く炊き上がってしまったら、元も子もないですね。
米のつけおき時間の目安はある?

米のつけおき時間の目安は次の通り。
- 夏なら1時間以上
- 冬なら2時間以上
米の吸水しやすさは、外気温に左右されます。
外気温が高い時は吸水しやすく、外気温が低い時は吸水しにくくなるんです。
夏は外気温が高く、米も吸水しやすくなるので、1時間程度つけおきしておけば大丈夫。
逆に冬は、つけおき時間を2時間以上取ると十分に水を吸収できます。
米を水につけすぎるとどうなる?臭くなる場合も?

米を水につけすぎると、美味しく炊き上がらない可能性が高くなります。
理由は次の通り。
- 雑菌が繁殖しやすくなる
- 米が割れてしまう
水が傷んで雑菌が繁殖すると、美味しく炊き上がりません。
雑菌が繁殖しやすくなるかどうかは、使用する水の温度にも左右されます。
冬場であれば、一晩つけおきしても問題ないこともありますが、夏場は控えた方が良いでしょう。
心配な時は、炊飯器の内釜ごと冷蔵庫に入れてつけおきするようにしましょう。
米を水につけすぎると砕けることも
米が砕けてしまうとあまり美味しく炊き上がらない可能性が高くなります。
常温で水につけおきしすぎると、米粒が脆くなり砕けてしまう場合があります。
米が砕けると、中の旨味や栄養素が流れ出し損なわれてしまうんです。
臭くなる場合もある?
臭いについては特に変化は感じられません。
実際に常温で一晩つけおきしたお米を、炊いて食べたことがありますが、全然臭くなったりしませんでした。
気にしなくても大丈夫でしょう!
米のつけおきは冷蔵庫?それとも常温でする?

つけおきの時間が1~2時間くらいで、つけおきした後すぐに米を炊いて食べるのであれば、常温でつけおきしても大丈夫。
ですが、決まった時間が取れず、食事の時間もまちまちなのであれば、米のつけおきは冷蔵庫がおすすめ!
冷蔵庫でつけおきすると、低温環境下でゆっくりつけおきすることができます。
半日~1日つけおきすることができるので、自分のタイミングでおいしい米を炊くことができます。
ジップロックなどで小分けにしてつけおきしておくと、とっても便利ですよ。
米のつけおきの水は捨てるべき?

米のつけおきの水は、特に捨てずにそのまま炊飯しても大丈夫です。
特に炊飯器で米を炊く場合は、全然気にしなくてもOK!
ですが、炊き込みご飯や土鍋での炊飯など、炊飯時の水の量を正確に測りたい場合は、一度ザルに米をあげた方が良いです。
注意点として、つけおき後の米をザルにあげると、乾燥で米がひび割れることがあります。
このひび割れは、米が美味しく炊き上がらない原因になります。
ザルにあげた場合は、濡れフキンなどをかけ、乾燥から米を守りましょう。
まとめ
多くの時間を自宅で過ごすことが、今や当たり前となってきました。
自宅で作る食事に対する意識も、色々と変化してきていますね。
せっかく自宅でご飯を作るなら、美味しく作りたいものです。
米のつけおきというちょっとした知識があるだけで、毎日の食事の満足度が変わります。
きっと美味しいご飯にテンションも上がり、その日のパフォーマンスも高くなるでしょう。
あなたの毎日が、満足いく素敵なものになるかもしれませんよ。