犬を飼うという決断は、命を育てるということなので、簡単な選択ではありません。
それでも、犬との暮らしって幸せですよね。
犬種はたくさんあり、性格と特徴はさまざまです。
そして飼い主側にもそれと同じだけの性格と特徴があります。
犬との相性の一番大切なところは自分のライフスタイルと合うかというところです。
まず、欲しいと思った犬種を深く知りましょう。
誕生からお別れまで、責任をもって覚悟をもって世話をするためにも、その犬種の良い点だけでなく、悪い点、難しい点も必ずペットショップやブリーダーさんから聞いて情報を集めたうえで、検討することがおすすめです。
飼って良かった犬種、飼って後悔した犬種を紹介しますので、ぜひご自身と照らし合わせて考えてみてくださいね。
目次
飼って良かった犬種
飼ってよかった犬種は、飼い主の性格とライフスタイルにも大きく影響されます。
飼ってよかったと思う犬種の場合、2代目以降も同じ犬種であったり、多頭飼いする際も同じ犬種を飼う人も多いですね。
トイプードル
賢くて、抜け毛がほとんどない。
無駄吠えが少ないため、一緒に外出もしやすい。
チワワ
目が大きく可愛いので、見た目のファンが多数。
甘えん坊の性格なので、たくさん遊んだり抱っこしたい人におすすめ。
シーズー
人懐っこくて無駄吠えが少ない。
しつけがしやすいので室内犬に向いている。
ミニチュアダックスフンド
飼い主によく懐き、しつけがしやすい。
運動神経がいいので、一緒にスポーツしたり、散歩などの活動をたくさん共にしたい飼い主さん向け。
ポメラニアン
活発でとても人懐っこいので育てやすい。
子供などにも優しく、社交性と集団行動に向いている。
柴犬
日本犬の代表的な可愛さ。
飼い主にとても従順で、特別な信頼関係を結べる。
こうしてみてみると、小型犬から中型犬で、室内犬が多いですね。
また、人懐っこくて愛らしいタイプの犬種が人気のようです。
短毛長毛などは様々で、そこまで重視されていない印象があります。
飼いやすい犬の特徴や初心者にオススメな理由
多くの人が思う、初心者でも飼いやすい犬の特徴をまとめてみました。
人懐っこい
人懐っこい犬は、まず触ることができます。
お世話は触れずにすることは不可能です。
触られるのが嫌、構われるのが嫌、抱っこが嫌いという犬は、出かけるのもトリミングするのも、爪や目、歯の手入れをするのもいちいち大変なことになります。
賢い
賢い犬は、しつけがしやすいです。
犬を飼ううえで、しつけ無しの自由主義というのは通用しません。
なぜなら、犬も家の中でも、外に出ても、社会との関わりがあるからです。
室内犬なら一番にトイレトレーニングの壁が立ちはだかります。
大型犬ではない
これは特に初心者の方向けです。
大型犬は本当に可愛いですが、力も強く、体が大きいが故の苦労もあります。
犬を飼うのが初めての方が大型犬からスタートするのであれば、かなり勉強をしてからでないと、後悔するかもしれませんのでご注意ください。
毛が抜けにくい
毛は想像以上にストレスの原因となります。
それだけではありません。
意外に多く聞かれるのが、飼い始めて半年ほど経ってから、アレルギーを発症したという話です。
どんなにマメに掃除ができる人であっても、室内犬となればどこにでも毛が散り、衣類にも寝具にも毛が付きますので、抜けにくい犬種のほうが飼いやすいことは間違いありません。
運動量が多すぎない
これも毎日のことですので、大変重要なことです。
体の大きい小さいも関係しますが、小型犬でもかなり運動量の多い犬種もいます。
その犬種に、散歩を我慢させたりするのはかなり大変ですし、犬の心身に悪影響しかありません。
留守がちであったり、仕事から帰ってからや、朝早くに散歩ができない人は避けるべき犬種ということになります。
吠えすぎない
犬を飼っているお宅は防犯性が高いというのは本当の話で、泥棒もなるべく犬のいない家に入ります。
番犬になるからです。
しかし、いつでも構わず家の周りに人の気配がするたびに吠えていると、完全に近所迷惑です。
また、ドッグランや旅行中もずっと吠えていたら、飼い主も神経をすり減らしますよね。
体が強い
小さなお子さんのいる家庭では中型犬を薦めるペットショップも多いです。
理由としては、小型犬は手足が細く、思わぬ怪我をしやすいためです。
思わぬ怪我とは、じゃれて飛びついたタイミングでこけて骨折をしてしまったり、抱っこして移動しているときに急に暴れて落ちてしまい、重篤な事態に陥る例も少なくありません。
また、せっかく家族になっても悲しい別れも起こりえます。
ミックス犬は遺伝子的にも病気や目には見えない心臓などの疾患を持っていたりする可能性があることも知っておきましょう。
ではおすすめの理由としてはなんでしょうか。
それは犬を初めて飼う人が困ることの代表例を挙げてみると見えてきます。
- しつけのしにくさ
- トイレトレーニング
- 散歩
- 噛む
- 吠える
- アレルギー
- トリミングやワクチン、犬のためのマットやバギーなどの思わぬ出費
- 外出できない等ライフスタイルの変化
これらをみると、飼いやすい犬の特徴に納得のいく点が多いですね。
手入れや運動量でいえば、小型犬か中型犬が初心者には負担が少ないと思います。
初めての方は知らないこともあります。
たとえば小さいうちはワクチン接種がたくさんあり、全て終えるまでは散歩に行くこともできません。
おうちで構ってあげて、ストレスを溜めないようにしてあげないと、食後に嘔吐をしたり、なんでもむやみやたらに噛んだり、嚙みちぎって飲み込んでしまったりするので注意が必要です。
飼って後悔した犬種
飼って後悔したという話がある犬種を挙げてみます。
シベリアンハスキー
人懐っこく、かわいい性格ですので愛されキャラです。
しかし犬ぞりをする犬種だけあって、運動量がとても多いので、飼い主の負担になる場合もあります。
ダルメシアン
従順でスマートなダルメシアンは根強いファンの多い犬種です。
しかし飼い主以外に対する警戒心がとても強いため、しつけが難しいこともあります。
秋田犬
がっしりして大きな体と可愛い顔で人気の秋田犬。
しかし警戒心の強さからしつけが難しいことと、抜け毛はとても多いです。初心者にはハードルの高い犬種です。
やはり大型犬が多いでしょうか。
大型犬はとてもかっこよく、憧れが強いですが、初心者向きではありません。
大型犬は、餌代、予防接種代、預ける時のペットホテル代、トリミング代、専用スペース代など、費用が多くかかることを念頭に検討することをお忘れなく。
また、介護になったときにも、かなりの体重がありますので、飼い主の負担は、小型犬に比べてかなり大きなものとなります。
それから、飼い主以外を噛んでしまったり、家から逃げてしまった場合なども、小型犬よりも危険が多いですね。
しかしそれでも、我が子の可愛さは特別ですので、ほとんどの方が愛情いっぱいで最後の最後まで世話をすることと思います。
ですのできっとこの、「飼って後悔した犬種」というのは、飼う前には想像できていなかったこともあり、後悔もあったなという意味合いだと考えます。
飼ってはいけない犬(初心者にとって飼育が大変)についてはこちらの記事でも紹介してますので、参考にしてみてください。
⇒飼ってはいけない犬ランキング5選!人気だけど実は飼いにくい犬種も?
まとめ
近年は犬を飼う人がどんどん増加傾向にあります。
一度飼い始めたら家族となり、ずっと世話をしていくものだからこそ、慎重に考えて決めたいものですね。
犬は寿命が長いので、長い目できちんと飼っていけるのか、自分のライフプランと照らし合わせて決めるべきです。
- 留守がちな人
- 旅行好きの人
- 散歩など外出が嫌いな人
- アレルギーをお持ちの人
- 小さい子供がいる人
- 近所に難しい性格の人がいる人
- 潔癖症のパートナーがいる人
- 引っ越しが多い人
- 高齢の人
は、飼うこと、飼う犬種、もしもの場合など、よく考えてから、可愛い可愛い新しい家族を迎えてくださいね。
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