明け方や昼間、鳥のさえずりを聴きながらリラックスした時間を過ごすのは、とても気持ちの良いものですね。
ですが、夜は別です。
特に就寝時にうるさく鳴かれてしまうと、とてもストレスになりますよね。
耳栓などの簡単な対策で解決することができるんですが、根本的な対策は結構難しいんです。
そこで、夜鳴く鳥でギャーギャー・キョキョキョとうるさい時の対策を紹介したいと思います。
どんな鳥が鳴いているのかや、鳴き声の主はどんな鳥なのかも調べてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
落ち着いた、快適な夜の時間を過ごすための一助となれば幸いです。
目次
夜鳴く鳥がうるさい!
鳥は、朝鳴き始めて夜は寝ているイメージがありますが、夜活発に鳴く鳥もいます。
ペリカン目サギ科の鳥や、カッコウ目カッコウ科の鳥は代表的な鳥ですね。
フクロウの仲間も夜によく鳴いています。
夜に鳥が鳴くと、昼間と比べてとってもうるさく感じます。
特に就寝時などは、気になってストレスになってしまうこともあります。
夜に鳴く理由は、次のようなものがあります。
- 警戒
- コミュニケーション
- 求愛
- などなど
そもそも夜行性なので、活発に活動する中で鳴くという鳥もいます。
それぞれの鳥が、いろんな理由で鳴いているんですね。
それでは、鳴き声の種類別にどんな鳥がいるのかを紹介していきましょう。
参考のため動画のリンクを貼っておきますので、ぜひ鳴き声を確認してみてください。
ギャーギャー鳴く鳥とは?
夜鳴く鳥の中で、「ギャーギャー」鳴く鳥は、どんな種類がいるのでしょうか?
ムクドリ
ムクドリは、スズメ目ムクドリ科の昼行性の鳥です。
昼間見かけることが多い鳥なのですが、夕方から夜にかけて集団で鳴くことがあります。
夕方になると、駅や住宅街の街路樹にムクドリを見かけることが良くあります。
ムクドリは、街路樹に巣を作ることが多い鳥なので、夕方群れで巣に戻ってきてギャーギャー鳴いているんです。
参考動画
アオサギ
アオサギは、ペリカン目サギ科の昼行性の鳥です。
夜はコロニーを作って休んだり寝たりしているのですが、コロニー内では結構うるさい声で鳴くことがあるんです。
喧嘩の時もギャーギャーとうるさい声を出すので、夜急に鳴きだしてびっくりすることがあります。
参考動画
ズグロミゾゴイ
ズグロミゾゴイは、ペリカン目サギ科の鳥で、琉球列島などに生息します。
昼間は茂みで休息し、夕方から夜にかけて餌を捕食します。
キャンプをしていると、夜のキャンプサイトに現れてミミズなどの餌を探している姿を目にすることができます。
夜活発に活動するんですが、鳴き声がとっても大きいんです。
ギャーギャー鳴かれると、びっくりしてしばらく寝付けなくなることがあります。
参考動画
キョキョキョと鳴く鳥とは?
夜に鳴く鳥で「キョキョキョ」と鳴く鳥にはどんな種類がいるのでしょうか?
ヨタカ
ヨタカは、ヨタカ目ヨタカ科の鳥で、漢字で「夜鷹」と書き、夏に繁殖のために飛来する渡り鳥です。
夜行性で、夕方から明け方まで活発に活動し、「キョキョキョ」という単調な鳴き声を発します。
参考動画
ホトトギス
ホトトギスは、カッコウ目カッコウ科の鳥で、5月の中旬くらいにインドや中国から日本へ渡ってきます。
「托卵」という、他の鳥の巣に卵を産み育てさせる習性がある鳥です。
夜鳴くときは、短く「キョッキョッ」と鳴くことが多いです。
参考動画
キーキー鳴く鳥とは?
夜鳴く鳥で「キーキー」鳴く鳥は、どんな鳥なのでしょうか?
トラツグミ
トラツグミは、スズメ目ツグミ科の鳥です。
昔からトラツグミの声は、その不気味さから「鵺(ヌエ)」という妖怪の鳴き声だと考えられてきました。
夜中から明け方にかけて「キーキー」と鳴くその声は、現代の私たちが聞いてもちょっと不気味ですね。
参考動画
ホーホー鳴く鳥とは?
夜「ホーホー」と鳴く鳥はどんな鳥がいるのでしょうか?
実は意外な鳥も、「ホーホー」と鳴くんですよ。
アオバズク
アオバズクは、フクロウ目フクロウ科の鳥です。
日本では、九州以北に繁殖のために飛来する亜種のアオバズクと、奄美諸島以南に留鳥として生息するリュウキュウアオバズクがいます。
フクロウの仲間といえば、鳴き方も直ぐに想像できますね。
夜中に「ホーホー」と聞こえたら、このアオバズクでしょう。
参考動画
キジバト
キジバトは、ハト目ハト科の留鳥です。
夜に「ホーホー」と鳴くといえば、誰しもがフクロウの仲間をそうぞうするでしょう。
ですが、このキジバトも夕方や明け方などに「ホーホー、ホッホー」と鳴くんです。
キジバトがこのように鳴く理由は、求愛や威嚇の意味のことが多いようです。
参考動画
夜鳴く鳥がうるさい時の対策を紹介!
夜鳴く鳥がうるさい時の対策は、実は結構難しいんです。
うるさいってだけで「駆除する!」とはならないですよね。
生き物相手なので、強引な対策はなかなかできません。
一番のおすすめは耳栓。
簡単にできますし、鳥の方には何も害は与えません。
ストレスを溜めるくらいなら、耳栓をして静かに眠った方がより快適かもしれませんね。
もし近くに巣がある可能性があるなら、行政に相談してみるのも一つの方法です。
あまりにも苦情が多い場合は、行政側も動かざるを得なくなるでしょう。
環境が変わったため住宅地などの鳥が集まってしまった可能性もあります。
時間はかかりますが、周辺に鳥が住める環境を整えてあげるなど、根本的な対策が必要になるかもしれませんね。
まとめ
鳥が鳴くのは自然なこと。
それが気になるようになってきたのは、人間に原因があることが多い。
人間側の工夫次第で、お互いが棲み分けることが可能になります。
なるべく共存していく方法を模索していく必要があります。
そうすれば、より良い環境を未来に引き継いでいくことができますね。
ぜひ参考にして、あなたの未来を考えてみてください。