お子様の健やかな成長を祈る「お宮参り」。
多くの親がこの日を心待ちにしていますが、祖父母と一緒に行くかどうかで迷う方も多いはず。
実は、お宮参りに祖父母を呼ばなくても、特に問題はないんです。
そこでこの記事では、お宮参りに祖父母を呼ばないのは問題ないのかどうかを紹介いたします。
お宮参りに誰といくか悩んでいる方がどうすべきかについても紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
お宮参りに祖父母を呼ばないのは問題ない?
結論から言うと、家族の価値観によります。
これまでの家族のあり方としては、三世代同居というのが一般的でした。
三世代同居だと、行事やイベントごとに祖父母も参加することが当たり前のことがほとんどだったんです。
ですが、現代は夫婦とその子供だけの家庭が多く、祖父母とのつながりが弱くなってきています。
なので、行事やイベントごとは夫婦とその子どもだけということが増えてきているんです。
お宮参りについても同様です。
古くからのしきたりで父親とその祖父母で行う様式から、段々とそのあり方も変わってきているので、当事者である家族の考え方で判断しても大丈夫です。
お宮参りを祖父母なしでやりたいときはどうする?
お宮参りを祖父母なしでやりたいときは、祖父母との関係を壊さないように注意する必要があります。
具体的には次のことに気をつけましょう。
- 事前に理由を説明する
- 後日フォローをする
事前に理由を説明する
当事者である家族の考え方で判断しても良いと言っても、何も相談なしにお宮参りしてしまうのはいけません。
しっかりと事前に説明することで理解を求めることが大切です。
特に今の祖父母世代の感覚としては、お宮参りに祖父母が参加するのは当たり前と考えていることも多いです。
なので、ちゃんと事前に相談して納得してもらうようにしましょう。
後日フォローをする
祖父母にとっても、お宮参りはお孫さんの大切な行事です。
なんにも関われないと寂しい思いをしてしまうのは当たり前ですね。
なので、お宮参りに参加する代わりに、後日でも良いので写真や動画を共有する、家族での小さなお祝いを開くなど、祖父母との絆を大切にする方法を考えると良いでしょう。
お宮参りは誰といくべきか?
お宮参りに誰を連れて行くかは、「しきたりを重視するか」や「形式にとらわれたくないか」など、家族の価値観や状況によって異なります。
しきたりを重要視するなら
古くからのしきたりでは、赤ちゃんとその父・父方の祖父母だけでお宮参りをします。
なので、事前に夫婦双方の祖父母に説明しお宮参りをしましょう。
形式にとらわれたくないなら
最近は核家族化が進んできていて、夫婦とその子どもでの参列が増えてきています。
大切なのは、その時の家族の状況や気持ちを尊重し、感謝の気持ちを持って神社を訪れることです。
お宮参りしない割合は?
近年、都市部を中心にお宮参りをしない家庭も増えてきています。
その割合はだいたい1割ほど。
お宮参りをしない理由には次のようなものがあります。
- 馴染みがない
- 宗教や思想信条のため
- 時間的な余裕がない
- 健康上の理由のため
育った家庭がお宮参りをしない家庭の場合は、お宮参り自体に馴染みがありません。
お宮参りをするという感覚自体がないので、やらないのは自然なことかもしれませんね。
また、信じている宗教によってはお宮参りをしないこともあります。
さらに、夫婦ともに仕事で忙しく、お宮参りをする時間がない場合もありますし、体調や健康上できないこともありますよね。
様々な理由から1割ほどの人たちがお宮参りしないんです。
まとめ
お宮参りに祖父母を呼ぶかどうかは、家族の価値観や状況によって異なるもの。
またはお宮参り自体を行うかどうかや誰と行くかどうかもまた同じです。
お孫さんを大切にしたいという祖父母の気持ちも尊重しながら、それぞれの家庭の考えや背景を踏まえて最も適した方法を選びましょう。
この記事がそのための参考になれば幸いです。