電話番号を変更するときには、困ることやデメリットも確認したうえで手続きに進みましょう。
電話番号変更には基本的にお金がかかります。
費用としては大体2000円~3000円程度です。
また、電話番号変更後には関係各所に連絡をする手間があり、めんどうですね。
電話番号を変えるとメールアドレスも変更になることも忘れてはいけません。
電話番号変更の際に知っておくべきこと、気をつけるべきことをまとめてみました。
電話番号を変更したら困ることとデメリットについて
電話番号を変更したら困ることは意外にあり、それは電話番号変更のデメリットと直結しがちです。
変更前にそれらを知り、困らないように事前準備をしておきましょう。
電話番号を変更して困ること
考えられる5つのことについて書いていきます。
- 電話番号を覚えていない
- メールアドレスも同時に変わる
- メールは消える
- アプリなどの引継ぎが必要
- 新しい電話番号によるトラブル
電話番号を覚えていない
電話番号を友達に教えたり、飲み会で交換したりという世の中ではなくなりましたが、それでもなお、手続きなどには必ず電話番号を記載しなければならないことがほとんどです。
電話番号をちょくちょく変える人は稀で、大抵の人は何年もずっと同じ番号でしょうから、どんな書類にも、なにも見ずに番号を書けたでしょうが、番号を変えてからしばらくは、携帯で自分の番号を確認しながら、ということになるでしょう。
メールアドレスも同時に変わる
電話番号を変更する場合、ICカード(SIMカード)を変更するということになります。
ICカードにはメールアドレスの情報も記録されており、電話番号を変更すると、自動的にメールアドレスも変更されます。
家族や友人にはLINEをメインに連絡をとっているので、メールアドレスの変更は特に困らないと思う方も多いかもしれませんが、これは要注意事項です。
というのも、ほとんどのサイトやアプリの登録をする際に、アドレスを登録しています。
ネットショッピングや航空機の予約、閲覧のログインなどができなくなりますので、変更を忘れないようにしましょう。
メールは消える
メールは携帯電話に入っているICカードに保存されており、電話番号変更をするとICカード自体を書き換えることになりますので、これまで受信したメールは確認できなくなります。
しかしこれもSDカードに保存し、バックアップを取ることで問題ありませんので、電話番号変更前にバックアップを取ることを必ずしましょう。
アプリなどの引継ぎが必要
電話番号を変更することで、メールアドレスも変更されます。
アプリやSNS、その他ネットサービスは電話番号かメールアドレスを使用して登録の際に認証をしているため、必ず引継ぎをしておきましょう。
新しい電話番号によるトラブル
大きな理由があって電話番号を変更するのに、変更後の電話番号のトラブルに遭うことも稀にあります。
というのも、電話番号はリサイクルされています。
大きな理由により変えたあなたの番号も、1年ほどの一定期間のブランク後、どこかのだれかの番号として付与されることになります。
ということは、電話番号を新しく取得されたあなたも、その電話番号が事故番号である可能性がゼロではありません。
電話番号も無限ではないので仕方のないことですが、当たりたくはないですよね。
電話番号の下四桁を選ぶサービスも各社用意されています。
新規であれば無料でできる場合や、同じキャリア内での電話番号変更の場合300円ほど費用がかかる場合もありますので、希望があれば調べてみてください。
電話番号変更のデメリット
電話番号変更のデメリットについては、これまでの困ること5つを読むとすでに感じていることだとは思いますが、とにかく面倒であることです。
手間と時間がかかります。
しかしそのデメリットは事前準備があれば、変更後のメリットのほうが大きい方もいると思うので、もう一度検討してから変更に進むことが大事ですね。
あなたは、本当に電話番号を変える必要がありますか?
- 迷惑電話で変える
- ある人間関係を断ち切りたくて変える
- キャリア変更のため変わってしまう
理由はさまざまですが、上記のあたりが、電話番号変更を希望する上位のパターンでしょう。
さきほどまとめた通り、電話番号を変えるデメリットもあります。
本当は変えたくないのだけれど、変えざるを得ないと思っている場合、他の手で、電話番号を変えずとも、解決することもあります。
迷惑電話や人間関係に関して言えば、着信拒否をすること
携帯電話番号の変更は、各社、インターネットでの手続きや音声ガイダンスによる手続きができなくなっています。
それはICカードに関係する手続きだからです。
契約通信会社のショップに行き、電話番号変更の希望を伝えることになるのですが、必ず店員に理由を聞かれます。
それが間違い電話であれば、相手がわからないため、こちら側は防ぎようがないのですが、間違い電話が理由で電話番号変更の場合は手数料無料で電話番号変更をしてくれます。
迷惑電話や人間関係である場合は、各社2000~3000円程度の事務手数料が必要です。
電話番号変更自体の手続きはほんの10分から15分程度の時間しか要しません。
なので、手続きに必要な書類を忘れていなければあっという間にできるのですが、その後本人がしなければならない、変更連絡や変更手続きは大変なので、着信拒否の設定などの案内をしてもらえます。
着信拒否により避けることができないかを検討する価値はありますので、ショップの来店を予約を取り、相談してからの変更もいいかもしれませんね。
キャリア変更であれば、MNPを利用すること
MNPとはモバイル・ナンバー・ポータビリティの略です。
過去にはキャリアを変えると高額な違約金が取られました。
しかし現在はMNP制度により、使用していた電話番号を変えずに他キャリアの携帯電話を使うことができるようになっています。
乗り換え割引や下取り割引など様々なケースがあるので、キャリア変更をしたくて電話番号を変えたくないという場合は事前に相談してみましょう。
電話番号変更がめんどくさい理由と対処法
電話番号変更がめんどくさい理由の一番は、変更を伝える労力です。
思いつく主な連絡先を挙げてみます。
- 家族
- 電話番号を知っている親戚
- LINEではなく携帯電話で連絡をとる人
- 会社
- お子さんがいる場合幼稚園や学校関係、習い事先
- マンションなどであれば管理会社
- 保険会社
- 車屋の担当者
普段あまり連絡を自分からとることのない人にも、電話番号を知らせなくてはならないのはとても億劫です。
それでも電話番号を変える必要が出てしまった場合は、めんどくささの対処法が欲しいですよね。
電話番号変更によるめんどくささの対処法
対処法としては、ずばり、事前の準備です。
すべてはここにかかってきます。
電話番号が変わる前に、関係連絡先をリストアップし、電話番号が変わってからバタバタすることがないようにするのが一番です。
というのも、「いざかけるぞ」と思っても、なかなか相手が思いつかずに時間だけが過ぎて、ますます大変なものになっていきます。
リストの準備があれば、割とスムーズに短時間で済む作業ですので、めんどくさいからと後回しにはせず、早めに済ませておきましょう。
また、LINEが連絡手段の上位に入っているこの時代、LINEの電話番号変更の仕方についても、手順を一度確認しておくことが、めんどくささから逃れる対処法です。
LINEの電話番号変更の仕方は後述していますので、参考にしてみてくださいね。
電話番号変更したらやること!
電話番号を変更したらやることをまとめてみます。
LINEやPayPayなど、電話番号認証をしているものは、忘れずに電話番号の変更手続きをしましょう。
LINEの電話番号変更
LINEは電話番号認証で登録することがほとんどです。
LINEの電話番号変更は、
「設定」
↓
「アカウント」
↓
「電話番号」
↓
「変更」
↓
「電話番号変更」
↓
ここで新しい電話番号を入力します。
すると、「上記の電話番号にSMSで認証番号を送ります」と出てくるので「確認」ボタンを押しましょう。
すると認証番号入力画面に移るので、SMSで届いた認証番号を入力し、完了です。
電話番号変更を連絡する
電話番号を知っている家族や親しい友人以外にも、緊急連絡先になっている場合や、仕事関係先、学校関係、定期点検など連絡を電話でもらう契約先各所などには忘れず連絡しましょう。
また、その連絡先は、抜けることなくきちんと素早く連絡するためにも、電話番号を変えると決めた日から、どこに連絡すべきかをまとめておき、準備をしましょう。
アプリや会員サイトなどは、メールアドレスをIDにしている場合が多いです。
電話番号を変更するとメールアドレスも変わりますので、同時にチェックして変更手続きをしておきましょう。
iphoneの電話番号だけ変更する方法を解説!
手持ちのiPhoneの電話番号だけを変更したい場合はどうしたらいいのでしょうか。
iPhoneをどのキャリアで使っているかにもよりますが、携帯電話番号だけの変更は、その携帯電話の販売店に行き、電話番号を変えたいといえば手続きができます。
キャリアは変えずに番号を変えたい方は、度重なる迷惑電話や、間違い電話、切りたい人間関係がある、など困ったことがある人に多いでしょう。
そんなお困りのあなたも、ショップにさえ行けば番号の変更はできるというのは朗報ですね。
基本的に電話番号の変更といえば、キャリア(通信会社)を変えたい場合が多いと思います。
普通、同じキャリアで長期的に使い続けている場合は、割引率が多かったり家族割を利用しているので、変更予定のない人も多いですよね。
でも金額だけでいえば、以下のような理由でキャリアを変えることのメリットのほうが最近は多いと感じます。
- 乗り換え割
- 新規契約キャンペーン
- インターネットと併用した割引を受ける
- 格安携帯に変更
そのようなメリットがあるのであれば、キャリアごと電話番号を変えてみても良いかもしれないですね。
まとめ
電話番号変更をする時は、電話番号だけでなく、メールアドレスも変更になります。
電話番号やメールアドレスで認証登録をしているアプリやサイトの引継ぎ手続きをお忘れなく。
特に現在は利用率が大変高いLINEの引継ぎは慎重に行いましょう。
電話番号変更の一番のデメリットは、変更後の連絡や引継ぎ作業のめんどくささです。
しかし、事前準備をし、連絡先や変更先をリストアップしておくことで、めんどうな作業はスムーズに短い時間ですることができますので、事前準備が必須です。
また、電話番号変更をしなくてはと思っていた方も、MNPを使ったり、着信拒否設定などで変更をしなくても問題解決する場合もあります。
この記事を読んで、自分に合ったパターンを見つけてみてくださいね。