コーヒー染めのデメリットは「時間がかかる」「初心者には難しい」の2つが挙げられます。
乾燥時間まで含めると3日はかかるため、日程に余裕がある時に行うのがベストです。
また、初心者の方がすると量や時間などの調整が難しく、思ったように染まらない可能性があります。
しかし、回数を重ねていくうちにお気に入りの染め具合が分かるようになるため、やりがいがあると言えるでしょう。
今回はコーヒー染めのデメリットや失敗例などについてご紹介します。
目次
コーヒー染めのデメリットって何?
コーヒー染めのデメリットは主に2つあります。
- 時間がかかる
- 初心者には難しい
それぞれ詳しくご説明します。
時間がかかる
コーヒー染めは時間がかかってしまうのがデメリットだと言えます。
乾燥時間まで含めると3日はかかると思っておいたほうがよいでしょう。
まず浸透液を生地に浸し、完全に乾かしてからコーヒー液に浸します。
天気の良い日であればすぐに乾きますが、天気が悪ければもっとかかる可能性があります。
時間に余裕がある時に行うようにしてくださいね。
初心者には難しい
コーヒー染めは初心者には難しく、きれいに仕上がらないかもしれません。
量や時間、手順などをしっかり守っていても、なかなか思うような色にならない場合もあります。
やっていくうちに仕上がりが分かるようになるので、ぜひ何度か挑戦してみてくださいね。
コーヒー染めでカビが生えると噂の真相は?
コーヒー染めでカビが生えることはないので、安心してください。
ただし、コーヒー液に入れたまま長く放置しているとカビが生える可能性はあります。
また、かすを使用してコーヒー染めをする場合は、そのかすにカビが生えることも考えられます。
コーヒー染めができるくらいの量を集めたい場合は、かすを冷凍保存しておくとカビが生える心配がありません。
もしくは、かすの水気をしっかり切って、乾燥させて保存しておくのも一つの方法です。
どちらかあなたに合った方法で保管してくださいね。
コーヒー染めの失敗例と失敗しないやり方について!
コーヒー染めの失敗としてよくある例と対処法についてお話しします。
- 色ムラがでる
- 色がでない
それでは、2つの点について詳しくご説明します。
色ムラがでる
遠くから見ればよく染まっているように見えても、近くで見るとムラになっていることがあります。
その場合は、染めている最中に一度取り出してムラがないようにしたり、トングや箸でしっかりかき混ぜたりすればよいでしょう。
そうすることで、コーヒーが全体に均一に行き渡り、きれいな仕上がりになります。
また、染めるもの全体が入る鍋を使うのもポイントですよ。
染めるものがしっかり浸かっていれば、色ムラ防止につながります。
色がでない
コーヒーのかすを利用して色を染めている場合は、きれいな色がでない可能性があります。
かすを再利用してコーヒー染めをしたいと思う方も多いでしょうが、しっかり染めたいのであれば未使用のコーヒー粉を使うのがおすすめです。
また、薄いと感じる場合は2度染めするなどして好みの色合いを見つけるのも、コーヒー染めを楽しむポイントです。
失敗しないやり方
失敗しないやり方を簡単にご紹介します。
- 染める布が新品の場合は一度洗う
- 豆乳や牛乳に1時間程度漬け込む
- 完全に乾かす
- コーヒー液を作り、染める布を漬け込む
- 10分程度漬け込み、塩を入れる
- 1時間以上漬け込む
- よく乾かして完成
布に豆乳や牛乳などのタンパク質を染み込ませることで色が定着しやすくなります。
一手間かかりますが、できるだけ行いましょう。
塩は色を定着させるために必要です。
洗濯時の色落ちを防いでくれるので、必ず入れてくださいね。
コーヒーかすを再利用し、色の定着に塩を使ったコーヒー染めの動画をご紹介します。
コーヒー染めと紅茶染めの違いは?
コーヒー染めと紅茶染めの違いについてお話しします。
基本的に手順はどちらも同じです。
どちらもアンティークな風合いになるため、人気な方法です。
無地だけでなく、模様や柄の入ったものでも一味違う仕上がりとなります。
紅茶の方がコーヒーに比べて赤みのある茶色に染まります。
ただし、生地によって違いがあるので最初ははぎれで試し染めをしておくのをおすすめします。
コーヒー、紅茶どちらも試して仕上がりの違いを楽しんでもいいですね。
コーヒー染めと紅茶染めの違いが分かる動画をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
コーヒー染めのデメリットは2つあります。
- 時間がかかる
- 初心者には難しい
おさらいになりますが、乾燥時間が思ったよりもかかるため余裕を持って取り組みましょう。
初心者のうちは難しいかもしれませんが、だんだん好みの染め具合が分かるようになるため、楽しみながら取り組めるのがポイントです。
失敗例としてよくある「色ムラ」や「色がでない」場合はしっかりかき混ぜたり2度染めをしたりして対処しましょう。
コーヒー染めと紅茶染めは同じ茶色ですが、微妙に色合いが異なりますので、はぎれなどに試してから行ってください。
アンティークでおしゃれな雰囲気になるコーヒー染め。
ぜひ、さまざまなものでコーヒー染めにチャレンジしてみてくださいね。