ラカントSという調味料の危険性や体に悪いのではないかという噂をネットで見ることがよくあります。
でも、過剰に摂取しなければ、安全な調味料なんですよ。
では、なぜそんな悪い噂があるのでしょうか。
砂糖の代わりに使えるのに、カロリー0という自然派甘味料のラカントS、安全ならぜひ使ってみたいと思う人もいますよね。
安心して使用することができるように、今回はラカントSのメリットとデメリットや危険性について紹介したいと思います。
目次
ラカントSのデメリットとメリット!そもそもラカントSとは?
ラカントSとは、どのようなものでしょうか。
ラカントSはSARAYAから販売されている自然派甘味料です。
ラカントSの特徴をメリットとデメリットを合わせて紹介していきます!
メリット
ラカントSのメリットは3つあります。
- 天然素材でできている!
- 砂糖の代わりになる甘さなのにカロリー0!
- 加熱しても甘さが変わらない!
詳しく説明していきますね。
天然素材でできている!
ラカントSは、ウリ科の植物「羅漢果(ラカンカ)」の高純度エキスとトウモロコシ由来のブドウ糖を発酵して作る「エリスリトール」という2つの天然素材から作られています。
「羅漢果(ラカンカ)」とは、漢方としても古くから使われていて、あらゆる病気に効果を発揮するといわれています。
「エリスリトール」とは、トウモロコシの発酵で作られる天然甘味成分で、醤油や味噌などの発酵食品やきのこ、すいかなどにも含まれていたり、人や動物の体にも存在したりすることがわかっています。
羅漢果(ラカンカ)の高純度エキスは、砂糖の約300倍もの甘さがあるといわれており、エリスリトールとバランスよく配合することによって砂糖の甘さに近づけているそうです。
成分が化学物質などではなく、自然のものだとわかると安心ですよね。
砂糖の代わりになる甘さなのにカロリー0
ラカントSの成分の大半はエリスリトールです。
エリスリトールは、ほとんどが腸で吸収されますが代謝されず、エネルギーとして利用されないので、カロリーが発生しないんです。
ちなみに砂糖のカロリーは大さじ1杯あたり、35キロカロリーです。
また、血糖値やインスリン濃度にも影響を及ぼさないので、糖質制限にもおすすめされているんですよ。
加熱しても甘さが変わらない
ラカントSは熱に強く、加熱しても甘さが損なわれないので、料理やお菓子作りにもおすすめです。
砂糖と同じ甘さなので、量を計る時も重量換算する必要がなくて便利ですよね。
デメリット
ラカントSのデメリットは3つあります。
- 砂糖に比べて値段が高い
- 大量に使うと結晶化する
- 過剰摂取すると危険
詳しく説明していきます。
砂糖に比べて値段が高い
原材料にこだわっているので、砂糖に比べると少々値段が高くなってしまいます。
しかし、メリットを見ると仕方ないかなとも思いますよね。
大量に使うと結晶化する
エリスリトールは低温で溶けにくいので、大量に使うと冷めたときに結晶してじゃりじゃりしてしまうことがあります。
温め直すと、また溶けるので大丈夫です。
冷まして使うときは、「ラカントSシロップ」を使うのがいいそうですよ!
過剰摂取すると危険
ラカントSはカロリー0のため、安心してたくさん食べてしまいそうですよね。
でも過剰に摂取すると体に悪い影響がでてしまうかもしれません。
可能性のある影響は次の3つです。
○下痢になる可能性…小腸で十分に吸収されず下痢になってしまうことがある。
○味覚障害の可能性…砂糖と同じくらいの甘さですが、味は少し違うのでラカントSに慣れてしまうと、砂糖や他の甘味料を使う際に「いつもと違う」と思い大量に使いすぎてしまう。
○糖尿病の可能性…脳が砂糖を摂取していると勘違いしてインスリンを分泌してしまい、すい臓の働きが弱まり、糖尿病の危険性が高まってしまうかもしれない。
しかし、これは長期間大量に摂取した際に考えられることなので、普通に使用していたら何も心配はありませんから安心してくださいね!
ラカントSの危険性や体に悪いと噂の理由は?
ラカントSはデメリットにもあったように、過剰摂取しなければ安全に使用できる甘味料です。
噂されている危険性は次の3つです。
- 発がん性について
- 成分の安全性について
- アレルギーについて
なぜそのような噂があるのかも合わせて説明していきますね。
発がん性について
ラカントSに発がん性が指摘されたことはありません。
1973年に人工甘味料に発がん性があるとして、アメリカで使用禁止になったことがあることから、人工甘味料は体に悪いという噂が広がったと思われます。
ラカントSは天然素材からできているので、安心していいといえるでしょう。
成分の安全性について
成分である「羅漢果(ラカンカ)」と「エリスリトール」も安全だということが確認されています。
羅漢果(ラカンカ)は、水や空気が綺麗な場所でしか育つことができず、保護植物にされているほど貴重な果実です。
農薬が残っていないことを定期的に確認して、製造工程にも十分な品質管理と衛生技術を取り入れているそうです。
エリスリトールも、調達先のメーカーに品質管理を義務付けているそうです。
アレルギーについて
ラカントSによるアレルギーの発症率はとても低いとされています。
しかし体質によっては稀に発症する人もいるかもしれないので、おかしいと感じたらすぐに病院に行ってくださいね。
また、子どもや妊婦さんが摂取していいかも気になりますよね。
ラカントSの主成分、エリスリトールは経口投与や生殖毒性、アレルギー性試験など様々な試験が行われて安全性を証明しているそうなので、安心して摂取できるといえますね。
しかし、まだ消化器官が未熟な赤ちゃんにはおすすめできないのと、妊娠中は体調を崩しやすいので不安な人は、気をつけた方がいいかもしれません。
ラカントとパルスイートの違いやてんさい糖との違いは?
砂糖ではない甘味料ってラカントの他にもいろいろありますよね。
砂糖を他の甘味料に置き換えたいと思ったときに、何を買えばいいか迷ってしまわないように、次の2つの甘味料との違いについて説明していきますね。
- 「パルスイート」
- 「てんさい糖」
ラカントとパルスイートの違い
パルスイートとは、味の素株式会社が販売している人口甘味料です。
主な甘さはアミノ酸からできた「アスパルテーム」です。
ラカントは天然素材からできているのに対し、パルスイートは天然には存在しない化合物からできているのが大きな違いです。
また、ラカントは砂糖と同じ甘さですが、パルスイートは少しの使用料でも甘いというのが特徴なので、料理などに使用するときは分量を間違えないように注意が必要です。
カロリーに関しては、パルスイートもカロリー0の商品がでています。
ラカントとてんさい糖の違い
てんさい糖とは、甜菜(てんさい)という野菜から作られた砂糖です。
体を温めたり、腸内環境を整えたりと様々な効能があるといわれています。
てんさい糖はGI値という、食後の血糖値の上昇指数が低いことも特徴ですが、ラカントはGI値に全く影響しません。
また、てんさい糖は砂糖とほぼ同じカロリーに対して、ラカントはカロリー0です。
ダイエットなどでカロリーを取りたくない人には、ラカントの方がおすすめです!
まとめ
ラカントSは、天然素材でできている安全な甘味料です。
デメリットや危険性も過剰摂取しなければ、そこまで重大なものではなかったので安心して使っていただけると思います。
なにより砂糖と同じ甘さなのに、カロリー0で糖質制限にもおすすめという点が魅力的ですよね!
ダイエットや健康管理などにもよさそうなので、ラカントsを砂糖の代わりに使用し、おいしく食事をしながらきれいと健康を目指してみてはいかがでしょうか。
でもくれぐれも過剰摂取には気をつけてくださいね!