張り切って作ったハンバーグを一口食べてみたら、なぜか固い。
タネのせい?それとも焼き方が悪かった?
タネの作り方、焼き方どちらも固いハンバーグになってしまう原因になり得ます。
パン粉などのつなぎを入れなかったり、焼く前にタネの温度が上がったりすると、内部の脂が流れ出やすくなります。
また、焼き過ぎや、低温で焼き続けた場合も固いハンバーグになりやすくなります。
本記事では、柔らかくておいしいハンバーグの作り方もご紹介しています。
しかし、もし固いハンバーグになってしまっても、煮込みハンバーグにすればおいしくいただけますよ。
目次
ハンバーグが固い原因は?タネと焼き方どっち?
ハンバーグが固くなってしまうのは、タネと焼き方どちらに原因があるのでしょうか。
実は、タネと焼き方どちらも原因になり得るのです。
まず、タネが原因の場合について、ご説明します。
ハンバーグが固い原因が「タネ」の場合の理由3つ!
1つ目はパン粉や卵などのつなぎを使わない場合です。
お店で出しているような牛肉100%のハンバーグを作るには、捏ね方や焼き方に技術が必要です。
ご家庭で牛ひき肉だけを捏ねて焼くと、クッションとなるつなぎがないため、肉本来の固さが際立った固い仕上がりになってしまいます。
2つ目は、捏ねるのに時間をかけ過ぎた場合です。
タネを捏ねるのに時間をかけてしまうと、手の温度でタネの温度が上がってしまい、ひき肉に含まれた脂が溶けてしまいます。
3つ目は、タネを冷蔵庫で休ませずに焼いてしまった場合です。
ハンバーグの中の脂の温度が元から下がっているので、表面が焼き固まる前に脂が溶け出してしまいます。
ちなみに、ハンバーグのタネを作ったら寝かせる方も多いと思いますが、どのくらい寝かせると良いか悩んだことありませんか?
ハンバーグのタネを寝かせるならどのくらいが良いのか気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒ハンバーグのタネを寝かせるなら一晩がベスト!?冷蔵庫で何日もつ?
ハンバーグが固い原因が「焼き方」の場合の理由2つ!
焼き方が原因の場合はどうでしょうか。
焼き方が原因でハンバーグが固くなってしまう場合、2つのケースが考えられます。
1つ目は、ずっと弱火で焼いてしまったケースです。
この場合、表面が焼き固まる前に内部の脂が溶け出してしまいます。
2つ目は、ずっと強火で焼いてしまったケースです。
肉は強火で焼いてしまうと、繊維が縮み、固くなってしまいます。
強火のまま火を弱めず、内部に火が通るまで焼いてしまうと、全体的に固いハンバーグになってしまいます。
また、ハンバーグを加熱しても赤くなってしまい、生焼けなのか気になったことのある方はこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒ハンバーグが赤い(加熱後)のはなぜ?生焼けの見分け方も紹介!
ハンバーグを柔らかくする方法を紹介!
固くなってしまう原因を踏まえ、ハンバーグを柔らかくする方法をご紹介します。
ポイントは、焼く前にタネの温度を上げないように気を付け、肉汁が閉じ込められるよう焼き上げることです。
ハンバーグを柔らかく作るレシピを紹介!
具体的なレシピは以下の通りです。(2人前の材料で紹介します。)
材料は、以下の通りです。
- 合い挽き肉250g
- 玉ねぎ1/2個(みじん切り)
- パン粉1/3カップ
- 牛乳40ml
- 卵1個
- 塩小さじ1/3
- こしょう少々
もし、パン粉がない!という場合や、そもそもパン粉をなぜ入れるのか気になった方はこちらの記事も参考にしてみてください。普段何気なく使っているパン粉にもしっかり意味があるんですよ。
⇒ハンバーグにパン粉を入れるのはなぜ?ないときの代わりはどうする?
続いて、ハンバーグの捏ねるところから焼き上げるまでの手順を紹介します。
【タネを作る】
- ひき肉を冷蔵庫から出したら、ボウルにあけ、塩コショウをし、肉の温度が上がらない内に粘りが出るまで捏ねます。
- 玉ねぎを電子レンジかフライパンで加熱します。
- つなぎのパン粉と牛乳は合わせておきます。
- 全ての材料を挽き肉に加え、混ぜ合わせます。
【焼く】
- ハンバーグ型に成型したら、冷蔵庫で1時間くらい休ませます。
- フライパンを強火で熱し、ハンバーグの中央をくぼませ、焼いていきます。
- 焼き色が付いたら、ひっくり返します。
- 両面に焼き色が付いたら、火を弱め、料理酒1/2カップ(材料外)を入れ、蓋をし、8分くらい蒸し焼きにします。
- 蓋を取り、水分を焼き飛ばします。
出来上がりです。
ハンバーグが固い時は煮込みハンバーグにリメイクすると良い?
もし、ハンバーグが固く焼きあがってしまった場合、我慢して食べるしかないでしょうか。
いいえ、おいしくいただく方法はあります。
煮込みハンバーグにリメイクすると良いのです。
コンソメスープやトマトスープを少し濃い目の味で作り、そこに固いハンバーグを入れて煮込みます。
スープの水分がハンバーグに染み込んで、柔らかく、食べやすくなります。
まずは普通に焼いてみて、もし固くなってしまったらそのまま煮込みハンバーグにしてしまうのがオススメです。
そうすれば、ハンバーグが固くなってしまった!という事態は避けることができます。
また、スープで煮込んでも固さが気になる場合は、細かくほぐしてパスタソースにしてもおいしく食べられます。
まとめ
ハンバーグが固くなってしまうのは、タネと焼き方どちらも原因となります。
ポイントは、どれだけハンバーグ内に水分と脂を留めておけるかです。
焼く前は、脂が溶けないよう、タネの温度に気を付けるとよいでしょう。
つなぎを使うと、肉の脂や野菜の旨みを内部に留めておけます。
焼くときには、ずっと弱火だと表面が固まらず、肉汁が流れ出てしまいます。
強火で表面を焼き固めたら、弱火で内部まで火を通しましょう。
おいしいハンバーグは、大人から子どもまで皆が喜ぶメニューです。
コツを抑えて、柔らかいハンバーグを作ってみてくださいね。
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