窓にプチプチを貼って効果なしと感じるのは、貼り方が誤っている可能性があります。
貼り方のポイントは、膨らんだ面を窓側にして隙間なく、サッシまで覆うことです。
それでも効果なしと感じる場合は、断熱用を使えば効果が期待できますよ。
この記事では、窓にプチプチを貼る効果や貼り方のポイントについて詳しく解説していきます。
おすすめの商品や火事になるのかどうかなどについてもお話ししているので、参考にしてみてくださいね。
目次
窓にプチプチを貼るのは効果なし？
窓にプチプチを貼るのは効果なしと感じる方もいるかもしれません。
しかし、貼り方さえ注意すればプチプチは断熱効果が期待できるアイテムなんです。
緩衝材として使われるプチプチですが、丸い部分は気泡となっており、空気が入っています。
空気の層があることで、熱が移動しにくくなり、室内の暖かい空気を外に逃さず留めてくれる役割があるんです。
窓の寒さ対策で使うプチプチは気泡同士の感覚が狭いものがおすすめです。
家にある普通のタイプでもしっかり貼れば効果は得られますが、断熱用のほうがより効果を感じるでしょう。
ホームセンターや100円ショップでも販売されているので、家にあるものよりも断熱用を使うのがおすすめです。
それでは、おすすめの商品をご紹介します。
窓にピタッとシート 水貼りタイプ
こちらは窓に水をかけるだけでぴったり貼れるプチプチシートです。
のりや両面テープを使わないので、窓に跡が残る心配をしなくていいのは嬉しいポイントですね。
賃貸でも気兼ねなく使用できそうです。
アルミ断熱シート
保温・保冷効果が抜群のアルミがラミネートされた商品です。
軽量で薄い素材のため、はさみでカットして使うことができます。
アルミによる熱の反射と空気密封層により断熱効果に優れているのが特徴です。
窓へのプチプチの貼り方！断熱効果に違いは出る？
窓へのプチプチは貼り方で断熱効果が違ってきます。
ただ貼り付けるだけでなく、しっかりポイントを押さえて貼るようにしましょう。
ポイントは主に3つあります。
- 膨らんだ面を外側にする
- 隙間を作らない
- サッシごと覆う
ひとつずつ解説していきます。
膨らんだ面を外側にする
プチプチには膨らんだ面と平らな面があります。
貼る時は、膨らんだ面を窓側にしましょう。
窓ガラスと室内の間に空気が入ることで断熱効果を高めてくれるんです。
丸い気泡部分と合わさって、更なる効果が期待できます。
隙間を作らない
プチプチを貼る時は、できるだけ隙間をつくらないようしっかり貼り付けるのがポイントです。
少しでも隙間があれば、そこから熱は逃げてしまいますので、全面に貼り付けましょう。
カットする際には窓枠より少し大きめにするよう心がけておくと、上手く貼れますよ。
サッシごと覆う
サッシまで覆うと、さらに断熱効果が感じられます。
窓とサッシはしっかり閉まっているように見えてもわずかな隙間があり、冷気が侵入してしまいます。
冷気の侵入を防ぐためにも窓枠まで覆ってしまうのがおすすめです。
ただ、窓によっては開閉がしづらくなる場合もあります。
あまり開け閉めしない窓に行うほうがいいでしょう。
引き違い窓であれば、片方を覆っても開閉時に邪魔にならないので、サッシまで覆うことができますね。
窓にプチプチを貼るデメリットはある？
窓にプチプチをはるデメリットは3つあります。
- 見た目が悪い
- テープ跡が残る
- 部屋が暗くなる
それぞれ詳しくご説明していきます。
見た目が悪い
プチプチを張った窓はインテリア性がありません。
プチプチで窓ごと覆ってしまうため、どうしても見た目が悪くなってしまうのがデメリットと言えます。
中には模様付きのおしゃれなものも販売されていますので、気になる方は検討してみてください。
また、カーテンやブライドで隠すのもひとつの手です。
テープ跡が残る
プチプチを貼る際に気をつけないと、窓にテープ跡が残る可能性があります。
窓に跡が残ってしまっては、見栄えも悪くなってしまいますし、落とせるかどうかも分かりませんよね。
プチプチを貼る際には、跡が残りにくい両面テープや水で貼り付けるタイプを選ぶといいでしょう。
部屋が暗くなる
プチプチは窓を全て覆ってしまうため、部屋が暗く感じるデメリットがあります。
プチプチの凸凹によって太陽の光が通りにくくなってしまうんです。
完全に透明でないことも理由のひとつですね。
どうしても暗いのが嫌な方は、窓の上部分だけ断熱シートを貼らないでおけば日光の遮りを防げます。
ただし、断熱効果は薄れてしまいますので、ご注意ください。
窓にプチプチ貼ると火事になるの？
窓にプチプチを貼って火事になるとは考えにくく、そのような事故も起こっていないようです。
プチプチを貼ることによって起こる「収れん火災」を心配される方もいるかもしれません。
「収れん火災」とは太陽光がレンズや鏡などに反射し、1点に光が集まり、近くの可燃物が燃えて火災につながることを言います。
冬場は夏に比べると太陽の光も強くないため、あまり心配はいらないでしょう。
ただし、近場にストーブがあれば引火し、火事につながる恐れがあります。
プチプチを張った窓の近くにはストーブを置かないようにしましょう。
まとめ
窓にプチプチを貼ると、断熱効果が得られます。
家にある普通のものよりも断熱用を使えば、より効果を感じられます。
貼り方でも断熱効果は変わってきます。
より断熱効果を高めるには、3つのポイントを押さえておくといいですね。
- 膨らんだ面を外側にする
- 隙間を作らない
- サッシごと覆う
おさらいになりますが、きちんとデメリットも把握しておきましょう。
「見た目が悪くなる」「跡が残る」「部屋が暗くなる」の3つが主なデメリットです。
プチプチを貼ると火事になるかも？と心配される方もいますが、近くにストーブなどを置かないよう気をつけておけば安心です。
正しい貼り方をマスターして、寒い冬を乗り切ってくださいね。
