部活などの激しい運動をした後にポカリ飲んで、味が濃く感じた経験はありませんか?
実は、ポカリを飲むときの体調によって味の感じ方が変ってしまうのです。
ポカリの味が
- しょっぱく感じるときは、水分やミネラルが足りていて疲れが溜まっていない
- 甘く感じる時は、運動して疲れが溜まっている
からなんです。
この記事では、なぜ体調によってポカリの味が変化するかについてまとめましたので、気になる方は是非参考にしてください。
ポカリがしょっぱく感じる時の体調
ポカリがしょっぱく感じる時の体調は、体にミネラルが十分足りている状態です。
つまり、運動をする前や体調が良好な状態の時にポカリを飲むと、体がさほど栄養を欲していないのでしょっぱく感じてしまうのです。
ポカリは水分補給に適した飲み物ですのでカロリーや糖分が水に比べて高いです。
ちなみに、ペットボトル1本(500ml)あたり
- 125キロカロリー
- 糖質31g
- 塩分0.6g
が含有されているので、糖尿病リスクを考えて飲み過ぎには注意しましょう。
ポカリが甘く感じる時の体調
ポカリが甘く感じる時は、体がミネラルを欲している状態の時になります。
具体的に言うと、
- 運動しているとき
- 疲労が溜まっている時
- 熱中症になりかけている時
などの状態が考えられます。
ポカリには、31gの糖質が入っているのでそもそも甘く感じるものですが、過度に甘く感じるときは、ミネラルや塩分が不足しているから甘く感じるのです。
また、激しい運動の結果、体内の塩分が不足するとポカリに含まれるクエン酸を甘いと認識してより甘く感じるのです。
ポカリが甘くないと感じる時の体調
ポカリが甘くないと感じる時は、甘く感じるときの逆で体内の塩分やミネラルが十分足りている状態にないます。
ポカリを飲んで、「甘くない」「しょっぱい」と感じるときは、体が栄養素をあまり求めていないと心得ると良いでしょう。
そのような時に、日常的にポカリなどのスポーツドリンクを飲み続けると糖尿病になってしまうので注意しましょう。
ポカリの他に、アクエリアスやOS-1などの経口補水液も同様に塩分と糖分が入っているので飲み過ぎには気をつけると良いですね。
ポカリが苦いと感じる時の体調
ポカリの味が苦いと感じるのは、ポカリに含まれるマグネシウムの影響です。
苦味は、体調に関係なくマグネシウムの味を感じていると考えられています。
マグネシウムを漢字で、苦い土と書いて苦土(クド)と書きます。
漢字から分かるようにマグネシウムは苦い成分です。
また、海水塩から作られる苦汁(にがり)は塩化マグネシウムでできているので、マグネシウムが苦いと想像が着きますね。
ポカリにはマグネシウムも含まれているので、苦く感じることがあるのですね。
他に苦く感じる理由として考えられるのは、グレープフルーツの香りから苦味を連想して苦味を感じている可能性も考えられます。
ポカリが味薄く感じる時は脱水症状かも?
ポカリの味が薄く感じる時は、脱水症状になっている可能性があります。
激しい運動や長時間労働をすると大量に発汗して水分を失ってしまい、汗と一緒に電解質(イオン)も失われてしまいます。
電解質(イオン)とは、水に溶けると電気に通す物質のことで、細胞の浸透圧や筋肉細胞や神経細胞の働きに作用するとても大切な物質になります。
大量の発汗で電解質が失われてしまうと体の機能を維持できなくなるので、早急に水分補給する必要があります。
ポカリを飲んで味が薄く感じるときは、水分やミネラル電解質(イオン)などを欲しがっていることになりますので、しっかり水分補給しましょう。
まとめ
ポカリは飲むときの体調によって感じ方が違ってきます。
水分やミネラルが十分足りている時は、しょっぱく感じたり甘くないと感じやすくなります。
逆に、水分やミネラルが足りていない時は、甘く感じやすくなります。
大量に発汗してポカリの味が薄く感じるようなら、脱水症状を起こしている可能性があるので、しっかり水分補給をして休息をとるようにして下さい。
体調によって味の感じ方が変わるポカリですが、適度な飲み方で水分補給することがとても大切です。
常に体調を気にかけて極端に水分を取ったり、水分不足にならないように気をつけていきたいですね。