甘いけれど太らない、パルスイート。
「パルスイートになんでしないの?」のCMでお馴染みですよね。
しかし人工甘味料は知識なく摂りつづけると危険があります。
その危険性は「体の異常」と「太る」というものです。
ダイエットの味方のイメージのパルスイートが太るなんて驚きの事実ですよね。
ここからは、パルスイートのデメリットとメリットについて、詳しく説明します。
目次
パルスイートのデメリットは?体に悪いの?
パルスイートのデメリットは次の通りです。
- 腸内細菌のバランスが崩れること
- 血糖値のコントロールができなくなる
- 過食になる
医学的なことも含まれており、難しいのでわかりやすく説明していきます。
腸内細菌のバランスが崩れる
なぜパルスイートの摂取で腸内細菌のバランスが崩れるのでしょうか。
通常、砂糖など甘いものを摂取すると、血糖値が上がります。
その血糖値を下げようと、インスリンが分泌されるのが通常の体内の働きです。
ところが、人工甘味料を長期にわたり摂取していると、腸内細菌叢(腸内細菌の集合体)が変化して、インスリンが分泌したにも関わらず血糖値が下がらなくなる現象が起きるといいます。
そうなれば、血糖値は下がらず、肥満、さらには糖尿病の危険も生まれてくることになるのです。
血糖値のコントロールができなくなる
パルスイートなどの人工甘味料は、強い甘みを感じますが、体は甘いものを摂取したと感じません。
ですので血糖値があがりません。
しかし反応としてインスリンは分泌されるので、血糖値が下がるのです。
一般的に血糖値が上がることが悪のように言われがちですが、血糖値は上下をしながら一定に保たれることが良いのです。
ですので、上がったり下がったりをコントロールできることが良しとされます。
しかし、パルスイートなどの人工甘味料をとりつづけていると、血糖値のコントロールをどんどん不安定にさせていってしまうんですね。
過食になる
人は甘いものを食べると癖になり、もっともっと甘いものが欲しくなります。
そしてどんどん食欲を湧かせます。
また、パルスイートなどの人工甘味料は、さきほど説明した通り、血糖値を上昇させません。
そうなると、食べても満腹感を体が感じにくいということになります。
カロリーは1/3に抑えられても、食欲を抑えられなければ過食になってしまいますよね。
パルスイートのデメリットは、自然界にないものを体内に摂取することにより、人間の本来の体の反応、働きを狂わせる、ということでしょう。
食べたものを食べなかったことに、太るものを食べても太らない体に、なんていう魔法は存在しないということです。
パルスイートの危険性や怖いと噂の理由とは?
パルスイートの危険性の一番は、砂糖をパルスイートに置き換えていることです。
美味しい食べ物のほとんどに砂糖が入っていますが、それをすべてパルスイートに置き換えていませんか?
この煮物はパルスイートで、でも紅茶に入れるのは砂糖で、などの使い分けはしないと思います。
砂糖の代わりとして全てがパルスイートで甘みを足すという、完全な置き換えスタイルになることでしょう。
しかしパルスイートは、習慣的かつ長期的に摂取することはおすすめできません。
人間の体は自然界のものを摂取し、生きていくようになっているからです。
人々を健康にするお薬は、人工のものですが、なにかに置き換えて習慣的に、長期的に飲むことはありません。
体が悪くなった時に、それを治すために一時的に服用するものなのです。
パルスイートは、アスパルテームが主な成分です。
これは違法なものなどではなく、国が安全であると使用を認めた人工甘味料です。
しかしながら最近では、このパルスイートを過剰にもしくは長期的に摂取したことにより、糖尿病のリスクを高め、さらにはうつを発症する可能性も高くなるとの研究データも出ています。
これは、発売以来、人気があり、たくさんの愛用者がいるからこそ見えてきた結果です。
使い方次第で、糖尿病やうつの危険性まである、そのことは覚えておきましょう。
パルスイートのメリットは?
パルスイートのメリットは4つあります。
それはどれも魅力的なものです。
- 砂糖の200倍の甘さを感じることができるのでカロリーはあるが、砂糖の1/3の使用量で良い
- 人口甘味料なので血糖値があがらない
- 虫歯にならない
- 安価
そして、これらはどれも「痩せたい」「健康的でいたい」という願いに通じています。
コンビニやスーパー、その他あらゆる健康食品やダイエット飲料、糖質オフ製品の表示を見てみると、アステルパームはかなりの高確率で使用されていることでしょう。
国が安全と認めている人工甘味料ですからね。
ではこれまでのデメリットや危険性を考慮したうえで、メリットを活用していくためにはどうしたらいいのか。
それは、ダイエット中のストレス軽減のために、ある一定のダイエット期間にご褒美として摂取する甘いものを、パルスイートに「置き換える」ことです。
決して間違ってはいけません。
いつもの砂糖をパルスイートにするわけではなく、パルスイートなら太らないわけでもありません。
メリットをデメリットにしてしまうのは、過多と長期であることを忘れないようにしましょう。
パルスイートやパルスイート以外の甘味料のオススメ!
甘味料のオススメはずばり「天然甘味料」です。
パルスイートは人工甘味料、すなわち自然にはない人工的に生み出した化学調味料です。
そうではない天然甘味料は自然の素材から取り出された成分でできています。
天然ものは体がうまく消化でき、害が少ない傾向があります。
有名な天然甘味料は「エリスリトール」や「ステビア」です。
エリスリトール
エリスリトールは、自然界に存在する希少糖です。
人体にはエリスリトールを代謝する酵素がないため、体内を通過してそのまま尿として排泄されます。
人工甘味料でよく問題になるのは、体内から排出されず残ってしまうということですが、エリスリトールは排泄されるので問題ないですね。
エリスリトールを使用しているもので有名なの甘味料は「ラカント」です。
ラカントはパルスイートより高価ですが、害のない成分ですので、子供や妊婦、糖尿病患者も使える天然甘味料でオススメです。
ラカントはこちら
エリスリトールに羅漢果エキス(漢方の原料)を足すことで、エリスリトールにある独特な風味を消し、使いやすくしています。
ステビア
ステビアは、南アメリカ付近に自生するキク科の植物です。
ステビアは砂糖の200倍もの甘さを持ち、かつ配糖体でできているため糖質はゼロ。
少量の使用で甘みを足せて、かつ糖質がないということが良いところですね。
ステビアはポカリスエットやチョコレートに甘味料として使用されています。
また、パルスイートと同じく、甘いけれど虫歯にはならないので、その点もとても魅力的ですね。
ステビア自体が人体を健康にする効果があるかどうかはわかっていませんが、糖質がなく、少量の使用で甘みを足せるということは間違いありません。
ステビアには、「ステビアヘルス」という商品があります。
ブラウンとホワイトがあり、ブラウンは料理に、ホワイトはお菓子に合います。
用途により使い分けることをオススメします。
まとめ
人工甘味料パルスイートは知名度も高く、長年人気があります。
しかしその摂り方は、少し注意が必要です。
メリットをデメリットに変えてしまう原因は二つ。
砂糖からの完全な置き換えと、長期的な使用です。
しかし近年、デメリットのない天然甘味料もでていて、パルスイートより割高にはなりますが、健康のために使用している方も増えてきています。
安全に健康を保つために、正しい知識と使い方を覚えておいてくださいね。