スキンケア用品として昨今注目を集めているベビーオイル。
実際に使ってみると、あまり効果を実感できなかったり毛穴が悪化してしまったりと、期待とは真逆の形になってしまうこともあります。
実はベビーオイルによる毛穴ケアは、正しく行わないと肌荒れの原因になったり、毛穴が目立つ原因になったりするんですよ。
そこでこの記事では、「ベビーオイルで毛穴がとれない!?」という疑問や、毛穴を悪化させないやり方について、解説・紹介いたします。
最後までご覧いただくと、日々のスキンケアの幅が広がり、きれいな肌を保つことができるようになりますよ。
目次
ベビーオイルで毛穴がとれない!?原因と対処法は?
ベビーオイルで行う代表的な毛穴のケアとして、「角栓の除去」があります。
ですが、ベビーオイルを使ってもなかなか角栓が取れない場合があるんです。
とれない原因
その原因は、端的に言うと「オイルは角栓を柔らかくしない」からです。
「ベビーオイルで角栓が取れるのは、オイルが角栓を柔らかくするからだ」と皆さんは考えているでしょう。
ですが、実はオイルでは角栓は柔らかくなりません。
角栓は皮脂と古い角質が固まってできたもので、主成分は角質由来のタンパク質です。
皮脂はオイルと親和性があるのですが、タンパク質はオイルで溶けたり柔らかくなったりすることはありません。
なので、ベビーオイルを使っても角栓は硬いまま・・・。
硬いままだと取り除くのはかなり難しいんです。
とれないときの対処法
そんな硬い角栓をキレイに取り除くには、皮膚を温めるのが効果的。
具体的には蒸しタオルを使って顔全体を温めると、毛穴周りの皮膚がほぐれて柔らかくなるので、角栓が出てきやすくなります。
蒸しタオルとベビーオイルを組み合わせることで、より効果的に角栓を除去できるようになり、毛穴のケアもやりやすくなりますので、ぜひ試してみてください。
ベビーオイル洗顔で毛穴が悪化することも?
意外なイメージがありますが、ベビーオイル洗顔で毛穴が悪化することもあります。
ベビーオイル洗顔の毛穴ケアのイメージは次の通り。
- ベビーオイルで洗顔を続ける
- 緩やかに毛穴の中で角栓が育つ
- 一定のところまで育った角栓が、ポロッと取れる
- 毛穴がスッキリする
一回の洗顔で毛穴がキレイになるような即効性があるわけではなく、毛穴のターンオーバーに合わせて自然に排出するイメージですね。
ですが、毛穴の中で角栓が育っていく途中、炎症が起きて毛穴が悪化する場合があります。
また、ベビーオイルを使うことで肌が必要以上にオイリーになり、それが原因でニキビができてしまうこともあります。
更に、ベビーオイル自体が肌に合わないこともあり、肌荒れやかゆみが起こり、より毛穴が悪化することだってあるんです。
ベビーオイルでの毛穴ケアはお風呂でするのがいいの?
お風呂は、ベビーオイルでの毛穴ケアにとって最適な場所のひとつです。
ベビーオイルで毛穴ケアをする際、蒸しタオルを使い皮膚を柔らかくして、毛穴を開いてあげることがあります。
お風呂は、皮膚を温めて毛穴を開く意味では、蒸しタオルと同じ効果が期待できる最適な場所ですね。
毛穴パックのようにして使ったり、湯船に入れて使ったりすることもできるので、活用の幅がかなり広がりますよ。
注意点として、ベビーオイルは洗浄力が弱いので、事前に洗顔などで汚れやメイクは落としておきましょう。
また、オイルが残ったままだと肌がオイリーになります。
ニキビや肌荒れの原因になるので、最後にはしっかり落とすようにしましょう。
ベビーオイルでの毛穴ケアのやり方
ベビーオイルでの毛穴ケアのやり方を紹介いたします。
正しくベビーオイルを使うことで、肌荒れのリスクを減らし、きれいなお肌を保つことができるようになりますよ。
やり方は次の通り。
- 洗顔・クレンジング
- 蒸しタオルなどで温める
- ベビーオイルをなじませる
- 洗顔
- 保湿
洗顔・クレンジング
事前にしっかり洗顔やクレンジングを行い、汚れやメイクをしっかり落としましょう。
ベビーオイルは洗浄力がそこまで強力ではありません。
汚れやメイクが残ったままだと、ベビーオイルで落としきれない分はそのまま残ってしまいます。
蒸しタオルなどで温める
電子レンジなどで蒸しタオルを作り、顔全体を覆うように広げて約3分ほど顔に乗せます。
蒸しタオルで顔の皮膚を温め柔らかくすることで、毛穴が開いて中の汚れや角栓が出てきやすくなります。
リラックス効果もあるので、ぜひ行ってください。
ベビーオイルをなじませる
毛穴が開いてくるので、ベビーオイルを手のひらに伸ばし、指のはらで優しく円を描くように肌になじませます。
注意点は、ゴシゴシ擦らないこと!
擦りすぎると逆に皮膚を痛めてしまい、毛穴やお肌の状態が悪化することになります。
洗顔
ベビーオイルを使ったあとは、通常どおりの洗顔を行い、オイルの洗い残しがないようにしっかり洗いましょう。
ベビーオイルを使うと、思ったよりも肌がオイリーになります。
これをそのままにしておくと、油分が過剰になってしまい逆に毛穴が悪化してしまいます。
ニキビが増えてしまうこともあるので、注意しましょう。
保湿
最後は乳液や化粧水で保湿を行いましょう。
多少なりとも皮膚に刺激やストレスが加わっていますので、しっかり休める意味でも保湿は大切です。
まとめ
キレイなお肌をキープするには、毎日のお手入れが欠かせません。
ですが、間違った方法でお手入れをしていると、余計なトラブルを起こしてしまいます。
ベビーオイルの性質や正しい使い方をマスターし、ぜひ実践してみてください。
きっと健やかで素敵な素肌が手に入りますよ。