住所を縦書きで書く時、漢数字や英語の書き方で悩んだことある人は多いのではないでしょうか。
履歴書や得意先への年賀状など書こうとした時に、あれ、どう書けば正しいの?って悩みますね。
二桁の漢数字を使って住所を書く場合「十」は省略して書くのが一般的です。
「23番地1」のときは、「二十三番地一」ではなく「二三番地一」となります。
最低限のルールを知らないままだと、先方から常識がないと評価を下げられてしまうかも知れません。
今回は、縦書きする上で知っておきたいポイントをまとめましたので、是非参考に下さい。
目次
住所の縦書きや漢数字の書き方!10・11・0はどう書く?
住所を漢数字で縦書きする場合、「十」は省略して書くことが一般的とされています。
「10」の書き方
住所を縦書きで書く場合、「10」を「十」と書かず、
のように「一〇」と書くのが一般的とされています。
例えば、「3丁目10番地」は、
となります。
「11」の書き方
「11」の場合においても、漢数字の「十」は使わず
のように「一一」と書くのが一般的となります。
「2丁目3番地11」の場合、
となります。
「0」の書き方
「0」は漢字で「零」と書く場合もありますが、「0」と書くのが一般的です。
書くコツとして、算用数字の
のように縦長に書くのではなく、丸を意識して
のように正円を書くと漢数字の「0」と判別しやすいので良いでしょう。
住所の縦書きでの郵便番号の書き方
郵便番号を縦書きする場合は、漢数字を使用せず算用数字で書くのが一般的です。
〒「321ー1234」のようにハイフンと1が続く場合は、
のように配達員の方が誤読しないように、あえて注意して丁寧に記載するといいですね。
住所の縦書きでの英語表記の書き方
住所を英語を使って書く時は、漢数字と同様に縦書きをすれば大丈夫です。
例えば、住所に「ABビルディング」とあれば、
のように縦書きで書きます。
しかし、難しいのはアルファベットの文字数が多い建物名や会社名や人名です。
会社名や人名はそれ自体が一つの単語なので、縦書きにするのは不自然な感じがしますが住所の記載については縦書きで良いとされています。
例えば、住所に「TEST BUILDING」とあれば、
のように書けば問題ありません。
封筒の縦書きでの数字二桁の書き方
封筒で二桁以上の文字を書く時は、「十」を抜いて書くのが基本となりますが、用途によってマナーが異なります。
住所番地
住所番地を漢数字で縦書きする場合は、例えば「21番地3」であれば、
と書くのが一般的とされています。
「1234番地1」のように桁数が多い場合は、「一二三四番地一」と書くのではなく、誤読を防ぐために算用数字のまま
と書くのが好ましいとされています。
年月日
縦書きで年月日を書く際は、「十」を省略せずに書くのが一般的です。
平成32年7月16日の場合、
のように「十」を記載して表します。
ご祝儀・香典の金額
ご祝儀や香典の封筒に金額を書く際に『壱、弐、参・・・』のような大字(だいじ)と言われる旧字体の漢数字が使われることがあります。
これは、わざわざ難しい漢字で書くことで「想いの強さ」「かしこまっている」などの感情を文字でも伝えることができるためと考えられています。
必ずしも大字で書かなくてはいけないというルールはありませんが、相手への敬意を表すためにあえて大字を使うことも知っておくと良いですね。
まとめ
今回は、住所の漢数字を縦書きで書く方法などについて紹介しました。
縦書きで住所を書く場合、
- 二桁なら「十」を省略して記載する
- 「0」を漢数字で書く時は「〇」丸に書く
- 数字の桁が多い時は算用数字を使う
- 英語はそのまま縦書きで書く
などのルールについて説明しました。
昨今、縦書きで手紙などを書くことは減っていますが、仕事などでいざ書くことになった時に全くルールを知らないでは困ってしまいます。
もし書き方に迷うときがあれば、是非参考にして下さい。