普段からよく飲まれている烏龍茶。
健康に良いと思って毎日飲んでいる方は多いのではないでしょうか?
しかし、烏龍茶にはカフェインやタンニンが多く含まれており、烏龍茶を飲むと下痢や不眠などの症状を起こしてしまう可能性があります。
また、カフェインには中毒性もあるので、烏龍茶を常飲しすぎると体調を崩し、最悪の場合死に至ることもあるので注意が必要です。
この記事では、烏龍茶を常飲した場合の症状や烏龍茶のデメリットなどについて解説しておりますので是非参考にしてください。
目次
烏龍茶は常飲するとヤバイのか?
結論として、烏龍茶を毎日たくさん常飲しすぎると危険です。
常飲してはいけない理由として、「カフェイン」と「タンニン」と呼ばれる成分が多く含まれているからです。
カフェインとは
カフェインは、神経興奮作用があり、眠気覚ましにカフェインをとる方は多いのではないでしょうか。
カフェインの語源は、コーヒーからカフェイン成分を抽出したことからドイツ語の『coffeinn』から由来していると言われています。
カフェインは、摂れば摂るほど効果が薄れる薬物耐性がありカフェイン中毒になりやすい成分です。
烏龍茶の他に、コーヒーやエナギードリンクにも大量に入っていますので、飲み過ぎには注意したいですね。
タンニンとは
タンニンはポリフェノールの一種で、お茶の渋み成分です。
金属イオンやタンパク質に反応して、強く結合するという特徴があります。
タンニンは、「皮を鞣す(なめす)」(皮について余分なタンパク質を除去する作業)の英語『TAN』からタンニンとなったと言われています。
適量であれば健康によいとされている成分です。
常飲すると・・
烏龍茶を常飲すると、
- 頭痛を起こす
- 心臓に負担がかかる
- 最悪の場合は死に至る
などが考えられます。
主にカフェインの多量摂取によって引き起こされます。
頭痛を起こす
カフェインには脳血管収縮作用があり、頭痛の時に少量のカフェインを摂取すれば、脳血管収縮作用で頭痛がおさまります。
しかし、カフェインが体外に出ると作用はなくなり、反動で頭痛が再発します。
これを繰り返すと、カフェイン有りの状態が「日常」と脳が勘違して、脳血管収縮作用が作用しているのに頭痛が治らなくなるので、慢性的な頭痛を起こすようになります。
心臓に負担がかかる
カフェインインを摂取すると血圧が4〜13mmHg上がると言われています。
カフェインの多量摂取は、一時的に心拍数と血圧を急激に上げるので心臓に負担がかかり、心臓疾患につながります。
最悪の場合、死に至る
烏龍茶で死に至る訳ないだとうと思うかも知れません。
確かに烏龍茶だけで死に至るケースはほぼ無いと言ってもいいと思います。
しかし、烏龍茶を常飲している方がコーヒーやエナジードリンクを大量に摂取してしまえばカフェイン中毒死に至るケースが考えられます。
●急性カフェイン中毒
個人差はありますが、1 ~ 2時間あたり1g以上の摂取で中毒症状を発症し、5g以上で死に至ります。
短時間にコーヒーを8 ~ 10杯飲むと中毒を起こす可能性があります。
烏龍茶もコーヒーもエナジードリンクもどこでも簡単に誰でも手に入ってしまうものばかりです。
烏龍茶やカフェインの知識がなければ、カフェインの中毒になる可能性もあるので是非参考にしてください。
烏龍茶の飲み過ぎとなる量とは?
烏龍茶の適正な量は、健康な成人で1日最大で2Lまでとなります。
烏龍茶100mlに含まれるカフェインの量は20mgと言われており、1日のカフェイン摂取の上限が400mgになります。
烏龍茶500mlのペットボトルと4本が上限になります。
妊娠や授乳している女性は、1日のカフェイン摂取量の上限を300mgとすべきと言われていますが、あえてカフェインを摂るのは怖いと思うのでカフェインレスの飲み物をおすすめします。
厚生労働省もカフェインの過剰摂取について注意喚起しているので、さらに細かく知りたい方は厚生労働省のHPも見てみると参考になります。
烏龍茶のデメリットとは?
烏龍茶を飲みデメリットとして、
- 下痢になる
- 頻尿になる
- 胃が荒れる
- 不眠になる
- 貧血になりやすくなる
があります。
順に説明します。
下痢になる
烏龍茶を飲むことでカフェインを摂取することになり、カフェインは興奮作用があるので、交感神経を優位になります。
消化が進むのは、リラックスしている副交感神経が優位な時なので、烏龍茶を摂取したことで消化がうまくできずに下痢になることがあります。
頻尿になる
烏龍茶に含まれるカフェインには、利尿作用があるので烏龍茶をたくさん飲めば尿の回数が増えます。
大事な会議や面接がある場合は、烏龍茶などのカフェインを含む飲み物は避けるといいでしょう。
胃が荒れる
烏龍茶に含まれるカフェインとタンニンには、胃酸の分泌を促進する作用があります。
空腹時に烏龍茶を飲んでしまうと空っぽの胃に胃酸が多く出てしまい胃が荒れてしまいます。
ステーキ店で黒烏龍茶が出るのは、胃での消化の働きを助ける作用があるからです。
空腹時の烏龍茶は避け、食事中にペットボトル500mlを目安に飲むといいでしょう。
不眠になる
烏龍茶のカフェインには興奮作用があるので、夜にたくさん飲むと寝れなくなります。
寝る前4〜5時間前にはカフェインの入った飲み物は控えると眠りにつきやすくなります。
貧血になりやすくなる
烏龍茶に含まれるタンニンには、鉄分の吸収を阻害する作用があり、食べ物から摂取した鉄分をうまく吸収できなくなります。
鉄分をうまく吸収できなくなると、血液中の鉄分が不足してしまい貧血になってしまいます。
もともと貧血気味の方や妊娠している方はなるべくタンニンを多く含んだ飲み物は避けるといいでしょう。
烏龍茶を飲み続けた結果の口コミ!
実際に烏龍茶をたくさん飲んだ人のツイッターの投稿をみると、下痢になったり、寝つきが悪くなったり、お腹が痛くなる方がいるのは本当だと分かりますね。
烏龍茶飲み過ぎた、お腹下してぜんぜん釣りが出来ない
— 佐々木裕太 (@Sasaki_1130) July 30, 2022
烏龍茶のカフェインにやられて不眠…
早く寝ないとまずいぞ…
烏龍茶飲み過ぎた。— 伊藤 達也 (@itoasatwitte) August 16, 2020
空きっ腹に烏龍茶飲み過ぎた😥胃がキリキリ…とりあえずベビーせんべいかじってみる
— かえる (@boc_happy_frog) September 3, 2018
まとめ
体に良い烏龍茶ですが、飲む量や頻度を誤ってしまうと体調に悪影響を与えてしまう可能性があります。
烏龍茶を常飲することで、カフェイン中毒となり
- 頭痛を起こす
- 心臓に負担がかかる
- 最悪の場合は死に至る
といった症状が起こり得ます。
また、烏龍茶にはカフェインの他にタンニンと呼ばれる成分も含まれているので、烏龍茶を飲むと
- 下痢になる
- 頻尿になる
- 胃が荒れる
- 不眠になる
- 貧血になりやすくなる
といった症状も出ることもあります。
しかしながら、烏龍茶自体が体に悪い飲み物という訳ではありません。
烏龍茶を飲むときは、
- 空腹時は避ける
- 寝る前は避ける
- 1日に飲む量を2L以下にする
- 常飲し過ぎないようにする
- 烏龍茶にコーヒーやエナジードリンクを飲み合わせない
などに気をつければ問題なく飲むことができます。
この記事では、烏龍茶を常飲する危険性について説明してきましたが、正しいタイミングや適切な量を飲めば烏龍茶は全く危険な飲み物ではありません。
烏龍茶の知識を正しく持って、うまく付き合っていきたいですね。