特別な日の料理の代表格、ローストビーフ。
失敗を防ぐために重要なのは、「お肉の中の温度」です。
お肉の中の温度は、目視では確認できませんが、準備段階やある方法を使えば、お肉の温度を適切に保ちながらローストビーフを作ることができるんです!
今回はローストビーフの失敗例や、対処法についてご紹介していきます。
目次
ローストビーフの失敗例を紹介!失敗しないために気を付けることは?
ローストビーフの失敗例の多くは、生焼けか火のいれすぎのどちらかです。
失敗しないためには、肉の中心温度をしっかり確認することと、目安の加熱時間を守ることが大切です。
特に慣れていないうちは、レシピを確認しながら慎重に作ってみましょう。
ローストビーフは手間がかかりますが、工程はシンプルですので、慣れればすぐに美味しいローストビーフが作れるようになりますよ!
ローストビーフの失敗で生焼けかどうかの見極め方!原因と対処法は?
お肉の表面の色が変わっていても、中心の温度が低いままだと生焼けになってしまいます。
でも、お肉の中の温度って、外から見ても分からないですよね。
お肉が生焼けかどうかは、竹串を使って確かめることができます。
お肉の一番分厚いところに竹串を刺し、抜いた竹串を唇に当てて、温度を確かめます。
このときに温かければ、火が通っている証拠。
冷たい場合は、まだ生焼けなので加熱を続けましょう。
もし、もうお肉をスライスしてしまった場合でも、お肉が生っぽかったり、赤みが強い場合は、もう一度ジップロックに入れて湯煎するなどして、加熱を続けることができます。
生焼けの原因には
①加熱前のお肉の温度が低かった
②余熱の時間が短かった
などの原因が考えられます。
それぞれの対処法についてみていきましょう。
ローストビーフは調理前に常温へ!
生焼けの原因の一つは、お肉の温度が低いことです。
お肉を冷蔵庫から出してすぐに過熱を始めてしまうと、表面温度に対してお肉の中心の温度がなかなか上がらず、生焼けになってしまいます。
はやる気持ちを抑えて、お肉は常温に戻してから調理をするようにしましょう。
お肉を冷蔵庫から出して1時間~2時間置いてから調理をすると、生焼けにならず上手に焼きあがります。
温かい季節だと1時間程度でも大丈夫です。
あまり長く放置すると悪くなってしまうので注意してくださいね。
アルミホイルに包んでしっかり余熱で調理!
余熱での調理が足りていないことも、生焼けの原因になります。
ローストビーフは、加熱をやめてしばらく放置しておくと、自らの熱で中心部までしっかりと熱を入れてくれます。
しかし、大きいお肉や常温に戻す前に調理してしまったお肉は、熱の通りにムラが出てしまったり、うまく熱が伝わらないかもしれません。
ただ放置するのではなく、アルミホイルに包んでから30分程度おいておくと、余熱で中までじっくりと火を入れることができます。
そのあとは、肉汁が流れ出てぱさぱさにならないように、冷蔵庫に入れて保管してくださいね。
ローストビーフの失敗で焼きすぎかどうかの見極め方!原因と対処法は?
スライスしたローストビーフが、水分が抜けてパサついていたり、中身の色がうすいピンク色になっていたら、焼きすぎてしまっています。
ローストビーフで一番良い状態は、スライスした時にお肉の中の色がワインのロゼのような色になっている状態。
それより色がうすかったり、焼けたお肉の色に近い場合は、火が通りすぎてしまっています。
火を通しすぎてしまう原因は加熱時間の長さにあります。
ローストビーフは目で見て中の様子が見えないので、生焼けが心配になってしまいますよね。
そのあまり、レシピより加熱時間を長くしてしまったり、高温で加熱してしまうことにより、焼きすぎが引き起こされます。
また、レシピよりお肉が小さいと、お肉に対しての加熱時間が長いので、レシピ通りでも焼きすぎてしまうかもしれません。
慣れるまではレシピ通りに作るか、竹串や温度計でこまめに中心の温度を確認して作ってみてくださいね。
ローストビーフが失敗!リメイクのアイデアを紹介!
失敗しないように気をつけながら慎重に料理をしていても、慣れていなかったり、気温や火の入れ方がいつもと違ったりして、うっかり失敗してしまうことってありますよね。
生焼けの場合は、ジップロックなどに入れて湯煎したり、再度オーブンに入れたりすることで引き続き過熱を続けることができます。
火を入れすぎてしまっている場合は、煮込み料理にアレンジしてしまいましょう!
焼きすぎて水分が抜け、固くなってしまったお肉も、カレーやビーフシチューなどの煮込み料理に使うと、美味しい料理にリメイクできます。
ほろほろになるまでじっくり煮込めば、いつもとは違う贅沢シチューになりますね!
ぜひお試しください!
まとめ
特別な日のお供にぴったりのローストビーフ。
せっかくなら手作りで振る舞いたいですよね。
しっかりお肉の中の温度を確認しながら、丁寧にじっくり作れば、失敗のリスクを減らすことができます。
美味しいローストビーフで、大切な人と特別な時間を過ごしてくださいね。