大人も子どもも大好きなハンバーグですが、一番おいしく食べるにはタネをどのくらい寝かせればよいでしょうか。
一晩?1日?2日?
どのくらい寝かせてから食べるのが美味しいか気になりますよね。
あまり長く寝かせすぎても傷んでしまうけど、寝かせるほど美味しくなりそうだし。。。
と気になっている方も多いと思います。
そこで今回は、
ハンバーグのタネを寝かせるならどのくらいがいいのか、
冷蔵庫でどのくらい保つのか、
お弁当の用意をするならいつ準備すると良いか、ご紹介します。
目次
ハンバーグのタネを寝かせるなら一晩?1日?2日?
ハンバーグのタネはいったいどれくらいの時間、寝かせるとよいでしょうか。
ハンバーグをおいしく焼き上げるにはタネを寝かせる必要がありますが、寝かせるなら最低1~3時間程、長くても一晩冷蔵庫で寝かせれば十分です。
日中にタネを作るなら1~3時間寝かせるようにし、前日にこねるなら夜にタネを作り一晩寝かせればよいでしょう。
お肉は熟成させた方がおいしいから、長く寝かせたほうが良いのではと思うかもしれません。
しかし、ハンバーグのタネを焼かないで保存しようとすると、実はそれほど長くもちません。
ハンバーグのタネは傷みやすいひき肉を捏ねたものですので注意しましょう。
逆に、捏ねたばかりのタネの場合はまだ油分や水分がなじんでいないので、焼くと肉汁が流れてしまいパサパサした食感になります。
ですので、短すぎず、長すぎずのちょうど良い時間寝かせるようにしましょう。
ハンバーグのタネを寝かせるなら常温?冷蔵庫?
ハンバーグのタネを寝かせるときは、常温ではなく冷蔵庫に保存するようにしましょう。
ラップで包んた上で、さらにジップロックのような密閉袋に入れて空気に触れないようにすれば、より傷みにくくなりますよ。
ハンバーグのタネを寝かせるなら成形前?成形後?
ハンバーグのタネを寝かせるタイミングは成形前の方がオススメですが、成形後でも問題ありません。
成形後に寝かせる場合、お皿にくっついくなどして形が崩れてしまい、焼く前にもう一度成形しなおす手間が発生するかもしれません。
だったら最初から成形前にタネを寝かせておいて、焼く前に成形する方が楽ですよね。
それに、成形してから寝かせると空気に触れる面積が増えてしまうので、長い時間寝かせるならなおさら成形前の方が良いですね。
しかし、寝かせた後にすぐに焼きたい場合もありますよね。
成形後に寝かせたらダメというわけではないので、そういう時は成形後に寝かせても大丈夫です。
ハンバーグのタネをしっかり寝かせても、焼いたら固くなってしまうことはありませんか?
ハンバーグが固くなる原因は「タネ」と「焼き方」両方にあるんです。ハンバーグが固くなる原因や柔らかくする方法については、こちらの記事を参考にしてみてください。
⇒ハンバーグはタネのせいで固い!?柔らかくする方法は煮込み料理?
ハンバーグのタネは冷蔵庫で何日もつ?
ハンバーグのタネが冷蔵庫でもつのは、1~2日と考えましょう。
ハンバーグを作るときに使うひき肉の消費期限を確認したことはあるでしょうか。
消費期限は購入日の翌日か翌々日くらいになっているはずです。
というのも、ひき肉はミンチにされているため、かたまり肉より酸素に触れる断面が大きくなっています。
ミンチの状態では細胞が破壊され、そこから水分が出ていき、雑菌が入っていきやすくなります。
このような理由で、ひき肉は固まりの肉より消費期限が短く設定されているんですね。
私も経験がありますが、消費期限以上に冷蔵庫に入れて置いたひき肉は、色が茶色く変わってしまい、ドリップが出て、あまりおいしそうには見えません。
更に、ハンバーグはひき肉に炒めた玉ねぎ、卵、パン粉等のほかの食材を混ぜますので、お肉の鮮度が落ちるはずです。
素手で混ぜた場合には、手に付いていた雑菌がひき肉に移り、保管している間に増殖していることも考えられます。
タネのもつ期間はひき肉の消費期限より短く考えたほうが安全です。
冷蔵庫での保管は、長くても一晩にして翌日には食べるようにしましょう。
もしそれ以上保管をしておきたい場合は、冷凍すると良いでしょう。
しかし、安全面を考えると早い方が良いからといって、タネを全く寝かせず、すぐに焼いてしまってはいけません。
ハンバーグのタネは、少し寝かせたほうがおいしくなります。
すぐに焼いてしまうと、肉が縮みやすく、脂が流れ出やすくなってしまいます。
せっかく手間をかけて作るハンバーグなので、どうせならジューシーに焼き上げておいしくいただきたいですよね。
最低でも1~3時間程、冷蔵庫で寝かせましょう。
ハンバーグのお弁当を前日に作る場合はタネだけで良い?
ハンバーグのお弁当を前日に作る際に、冷蔵庫に保管する場合と冷凍庫に保管する場合とでオススメのやり方が変わってきます。
ハンバーグのお弁当を前日に作り「冷蔵庫」に保管する場合
冷蔵庫に保管する場合、ハンバーグのタネを前日にこねるだけで良いです。
ハンバーグの中にチーズやシソ、ポテトサラダ等を入れたい場合には、当日入れると良いでしょう。
しかし、ハンバーグをお弁当に入れる場合に、一番おすすめしたい保管方法は冷凍です。
ハンバーグのお弁当を前日に作り「冷凍庫」に保管する場合
冷凍庫に保管する場合、タネをあらかじめ焼いた状態で、冷凍庫に保管します。
中に具を入れたい場合には、焼く前に入れます。
冷凍したハンバーグは、必要な日にレンジで温めてお弁当に詰めます。
当日、ハンバーグを焼く手間が省けますし、洗い物も少なくなり、お弁当作りが楽になります。
ハンバーグを用意しようとして、パン粉がなくなった!ということはありませんか?
そもそもパン粉を入れる理由も良く知らないまま使っている方も多いのではないでしょうか。普段何気なく使っているパン粉にもしっかり意味があるんですよ。
パン粉がない時の代わりに使えるものや、そもそもパン粉を入れる理由についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
⇒ハンバーグにパン粉を入れるのはなぜ?ないときの代わりはどうする?
まとめ
ハンバーグは大人にも子供にも人気のメニューですよね。
お肉は熟成した方がおいしいと聞きますが、衛生管理を徹底できない一般の家庭で熟成させるのは難しいです。
ハンバーグのタネを冷蔵庫で保管する場合には、作った翌日には焼いて食べるようにしましょう。
それ以上保管が必要な場合には冷凍庫保管にします。
我が家でハンバーグを作るときは、いつもタネを多めに作り、余った分も焼いて冷凍庫に保管します。
そうすると、レンジでチンするだけでお弁当に投入できますし、カレーに添えたり、ミートソースパスタに入れたりできるので、いつもの食卓がグレードアップできます。
少しの手間で、家族が喜ぶのでお勧めの方法です。
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