授乳フォトが気持ち悪いと言われる理由は、SNSで発信をする人がいるからです。
他人の授乳を見られて嬉しいと感じる人はほぼいないと思います。
授乳フォトを見たい人がいるとすれば、自分も授乳フォトの撮影を考えていて参考にしたいから、です。
マタニティフォトも、マタニティ雑誌のモデルさんや女優さんが撮るのは見たくても、一般人のマタニティフォトをSNSで見たくはありません。
最初見たときに、足の付け根近くまで肌を見せるその撮り方にびっくりしたのを覚えています。
しかし見慣れた今は、美しいものだな、生命の神秘だなと思えます。
それでもそれはプロに対してですね。
授乳フォトとなるとさらにプライベートな写真です。
だからこそ、「気持ち悪い」と言われるのですね。
この記事では授乳フォトに対するたくさんのリアルな口コミと、授乳フォトのメリット、デメリットを解説します。
是非参考になさってください。
目次
授乳フォトが気持ち悪いと言われる理由は?
授乳フォトが気持ち悪いと言われる理由は、人に見せるものではないだろうという考えがあるからです。
授乳の期間は約1年。
母子の卒乳までの特別な時間ですので、親が残したい気持ちもわからないではないです。
しかし他人からすると見たいものではありません。
親はなにも思わずとも、他人は気持ち悪く思うものには、
- 授乳
- おむつ替え
- 赤ちゃんのよだれ
- 飲食店での食べこぼし
- お店のソファやテーブルをべたべた触る
- 小さい子供が温泉やプールに入る
などがあります。
親は毎日のことなので慣れてしまいがちですが、当たり前の感覚を忘れていないか、客観的に考えることも大切です。
そして授乳フォトの一番の問題はSNSなどで拡散するからだと思います。
自分たち親の思い出として、将来大きくなった子供に見せたいなどの家族内のものとしてであれば全く問題はないです。
授乳フォトのリアルな口コミ
授乳フォトのリアルな口コミを紹介します。
賛否両論ある口コミですが、かなりの数があるので、話題性があり注目を集めていることは確実です。
賛成派
まずは賛成派の口コミから紹介。
残したい気持ちへの共感といったものが多いです。
- 授乳は母子の特別な時間なので、忘れてしまわないように残しておけてとても良い
- 卒乳の記念に残してよかった
- 父親はなかなか一緒に子育てできなかったので共有できてよかった
- 子供が大きくなったとき見せてあげたい
- 愛されて育ったことを伝えやすい
- 大きくなり、関係性が変わっても赤ちゃんの時の愛おしい気持ちを忘れずにいられる気がする
自分もした、もしくは自分の時にも残しておけばよかったという人も多いですね。
反対派
次に反対派の口コミを紹介。
共感はなく、絶対に見せられたくないという強い気持ちを感じるものが多いです。
- 気持ち悪い
- 人に見せる必要はない
- 承認欲求の悪い例
- 見せられると不快
- SNSなどに拡散される危険がある
自分が親になってもしたくないし、授乳フォト自体に気持ち悪いという嫌悪感が強いです。
授乳フォトへのアンチな意見は、マタニティフォトと共通していると思います。
授乳フォトのメリットとデメリットについて
授乳フォトにはメリットとデメリットがあります。
授乳フォトのメリット
授乳フォトを撮ることのメリットを2つ挙げてみます。
母子の特別なフォトメモリーになる
授乳がどれだけ限られた時間のもので、母子の心を繋ぐものかは、実際に親になり経験した人にしかあいにく分からないでしょう。
- 母親になって初めて赤ちゃんにおっぱいをあげたときの、不思議な感覚と、そこから毎日毎日続く授乳の日々。
- 睡眠不足と戦いながらの授乳。
- うまく母乳が出なくて母乳外来に通った日。
- 移動中の授乳の大変さと、おっぱいがあることで得られる静かな時間。
- 噛まれたり引っ張られたりでの外傷に泣いた日。
- 卒乳の大変さと寂しさ。
十人十色の子育てがあり、授乳の思い出があることでしょう。
そのたった1年のかけがえのない時間を、授乳フォトはきれいに残してくれます。
その一枚が与えてくれる感情は成長記録の中でも群を抜いて特別なものとなることでしょう。
客観的な写真をみることで、育児の励みにできる
育児は楽しいことばかりではありません。
子供を持てば皆すんなり母親になれるわけではなく、理想の母親像と現実の自分に苦しむ人がたくさんいます。
育児をしなくてはいけない現実と、母親ではなかった時の自分や、母親ではない友人たちを、うらやましく思う気持ちの狭間でしんどくなる母親は少なくありません。
- 「こんなのじゃ子供がかわいそう」
- 「みんなはもっと子供のために色々できているのに私は」
- 「私が母親じゃないほうが幸せだろうに」
- 「母親に向いていない」
そんな、自分を否定するマイナスの感情は、ホルモンのバランスのせいもあるかもしれません。
しかし昔の日本のように、女性は結婚して家庭に入り、出産して子育てをするのが9割という時代ではないことも大きいと思います。
女性に選択の自由が増えたことにより、幸せだけれど、これでいいのか、この道は自分にとって正解なのかなど、悩みが増えたことは確実です。
そんなとき、授乳フォトは、イベントをことあるごとに写真に残す現代人にとってはかなり効果的に脳に働きかけ、心を安定させます。
「自分はこの子にとって特別な母親で、この子を育てられるのは私だけ。」
「私はちゃんと母親をしている。」
「いましかないこの時を生きているんだ。」
そんな風に、自分を客観的に見て、自己肯定感を得るチャンスとなるでしょう。
付き合う、結婚する、そんなときには互いの写真を撮っていた二人も、赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんの写真だらけ。
そんな母親にとっての授乳フォトは、色々な意味で特別なものです。
授乳フォトのデメリット
授乳フォトのデメリットは、他人に見せると、品位に欠ける行為だと言われる可能性があります。
考えられるデメリットを2つ挙げてみます。
SNSなどに載せると不快に感じる
授乳フォトの一番のデメリットは、他人を不快にするということです。
子供を産んだことも、育てていることも立派ですが、それをSNSなどに載せる必要性はどこにあるのでしょうか。
承認欲求だと思われても仕方ありません。
不妊に悩む人もいれば、子供におっぱいをあげることが叶わない人もいる。
幸せは時に人を傷つけることもあります。
発信には最新の注意が必要です。
許される露出の捉え方に個人差がある
子供の頃、プライベートゾーンというものを教わりました。
スクール水着で隠れている場所は特別な人にしか見せません。
大人になり、その感覚も変わったり、ファッションでおへそ見せることが流行ったりして他人に見せる範囲が変わることもあるでしょう。
しかし、赤ちゃんがおっぱいを吸っている様子を世界中に見せることはやはり疑問視する声が多いのです。
なにかメッセージを発信する必要のある芸能人でもないですしね、だれが見たいのだという声はやみません。
授乳フォトの撮り方について
授乳フォトの撮り方について、考えていきます。
もしも他人がみても気持ち悪いと思われない、不快に思わせない授乳フォトの撮り方はどんんなものでしょう。
「授乳しているとわかるけれどきちんと隠れている」ことが重要です。
上からのアングルで撮る
母親の目線を再現でき、今見ると母親以外は新鮮、後から見ると母親は懐かしいでしょう。
一生懸命おっぱいを吸う赤ちゃんの表情を残したい方にオススメです。
下からのアングルで撮る
赤ちゃんの後頭部メインで撮ることにより、おっぱいが映りにくいことがポイントです。
母親と赤ちゃんの姿をきれいにおさめられます。
母親にピントが当たらないようにする
ポートレートの機能を使い、おっぱいをぼかすことができます。
赤ちゃんの様子や表情はしっかりと残しながらも隠したいところは隠すことができるのでいいですね。
花やレースなどの小物でしっかりと隠す
距離をとり、母親が赤ちゃんを見つめる優しい表情にフォーカスを当てることができます。
見る側にも配慮を感じられ、安心してみることができるのがいいですね。
また、小物があると作品感もプラスされてより美しいものに仕上がります。
授乳フォトは、自宅で自分で撮る方だけでなく、スタジオでプロに撮ってもらう方も増えてきました。
プロであればさらに芸術的エッセンスをプラスして、品のある授乳フォトになることが期待できますね。
まとめ
「授乳フォトは気持ち悪い」、その真意は他人に見せるからです。
母親からすると、一日に何度も行われる毎日の作業のようなもの。
ランチ中に急に授乳を始める人もおり、こちらが目のやり場に困るほどです。
子供がいるわたしからしても、それは配慮に欠けることだと思います。
ひとこと断りを入れてから授乳をしてほしいし、あまり堂々とおっぱいを出されると引いてしまいます。
子育てへの理解と、授乳スタイルへの理解は別です。
見せられるほうへの配慮を忘れずに、大切で記念に残る素敵な授乳フォトを残してほしいですね。