もち米を蒸す時失敗する原因としては、他の米が混じっていることや浸水が不十分であることが考えられます。
水切りが不十分でも芯が残りベチャッとしてしまうので注意が必要です。
市販のものもいいですが、せっかくなら手作りで美味しいおもちやおこわを食べたいですよね!
この記事では、失敗しないポイントや失敗してしまった場合の対処法についてお話ししていきます。
他にも、もち米を「蒸す」と「炊く」の違いなどについても解説しますよ。
目次
もち米を蒸すのに失敗する原因は?
もち米を蒸す時に失敗する原因は主に3つあります。
- 他の米が混じっている
- 浸水ができていない
- 水切りが不十分
それでは詳しくお話ししていきますね。
他の米が混じっている
もち米の中にうるち米や古いもち米が混じっていると蒸す時に失敗してしまいます。
うるち米とは普段食べている普通のお米のことです。
うるち米や古いもち米は水分を吸収する速度が違うため、芯が残る原因となってしまうんです。
もち米を自分で精米する時に混ざってしまう確率が高いと言えます。
米屋さんで精米してもらうかあらかじめ精米されたもち米を使えば対処できますよ。
浸水ができていない
もち米を蒸す前に水分をしっかり吸っていないと失敗してしまいます。
浸水が不十分だと芯が残ってしまう原因となるんです。
水に漬ける時間は6〜8時間は必要です。
寒い時期であれば、10時間と長めにつけおくことが必要です。
長いと思うかもしれませんが、蒸す時の失敗を回避するためにじっくり時間をかけましょう。
水切りが不十分
水に浸けた後、水切りが不十分なことも失敗の原因となります。
これを怠ると蒸気が全体に行き渡らずベチャッとしたもち米になってしまいます。
もちろん芯が残る可能性も高くなります。
ザルに入れて最低でも30分は水切りをしましょう。
水滴が落ちてこないことが確認できるまで水切りをしてくださいね。
もち米を蒸すのに失敗したときの対処法!
もち米を蒸すのに失敗した時の対処法を解説します。
原因ごとに詳しくお話していきます。
- 芯が残った場合
- 蒸し過ぎた場合
芯が残った場合
芯が残った場合は再度蒸し直しましょう。
蒸し器を使う場合は、大さじ1の水かお酒を入れて10分程蒸します。
途中で確認しながら蒸すと蒸し過ぎを防ぐことができます。
電子レンジを使っても手軽にできるのでおすすめです。
この時も蒸し器の方法と同じで、もち米1合につき大さじ1の水か酒を入れ加熱します。
加熱の際は一気にせず、1〜2分ずつ様子を見ながら加熱することが失敗を防ぐポイントです。
蒸し過ぎた場合
もち米を蒸し過ぎた場合はコシのないもちになってしまいます。
その場合は、もちをつく時の手水を少なくすることで対処できます。
他にはお団子やおはぎなどアレンジする方法もあります。
お団子にする時は米粉や上新粉と混ぜてくださいね。
蒸し過ぎてしまってもアレンジすることで美味しく食べることができるのでがっかりしなくても大丈夫ですよ!
もち米の蒸し方!失敗しないポイントや簡単な方法とは!
もち米の失敗しない蒸し方をご紹介します。
3つの方法について詳しくお話していきますね。
- 蒸し器
- 電子レンジ
- 炊飯器
蒸し器
定番の蒸し器を使う基本のやり方です。
- もち米を洗う
- 洗ったもち米を水に浸す
- ざるにあげてしっかり水切りする
- 蒸し器に布を敷いてもち米を平らに入れる
- 均一に蒸せるように真ん中にくぼみをつくる
- 蒸し器に湯気が立っていることを確認してからせいろをセットする
- 中〜強火で30分程度蒸す
- 食べてみて芯が残っていなければ完成
- しゃもじで空気を入れるようにほぐす
上記でもお話したように、もち米をしっかり水に浸し水切りすることが大切です。
おさらいになりますが、水に漬ける時間は6時間〜8時間は必要です。
水切りも水滴が落ちなくなるまで30分を目処にしてくださいね。
電子レンジ
時間がない時は簡単にできる電子レンジを使いましょう。
- 水気を切ったもち米を耐熱容器に入れる
- 水を2カップ入れる(もち米2カップの場合)
- ラップをして電子レンジで12〜15分程加熱する
- 温め終わったら10分程度蒸らす
ポイントは電子レンジで温める時に一気に温めず2〜3回に分けることです。
その際、しっかりもち米を混ぜることで均一に熱が加わりますよ。
炊飯器
もち米は「蒸す」のに向いていますが、蒸し器がない場合は炊飯器でも可能です。
- もち米を素早く丁寧に洗う
- ザルにあげしっかり水を切る
- もち米と同じ量の水を炊飯釜にいれる
- 炊飯釜のもち米を平らにならす
- 炊飯する
- 10分程蒸らす
- しゃもじでほぐす
大切なのはもち米を素早く洗うことです。
もち米は吸水性が高いため、洗った時の水をすぐに吸ってしまう可能性があります。
そうするとヌカ臭くなってしまいます。
しゃもじでほぐす時は空気を入れるように意識することで艶を出すことができます。
炊飯器のメニューに「もち米」や「おこわ」モードがない場合は普通の「炊飯」モードで炊いて大丈夫ですよ。
もち米を蒸すと炊くの違いを解説!
もち米を「蒸す」と「炊く」の違いについて解説します。
蒸す
もち米を加熱するのに一番適した方法が「蒸す」方法になります。
蒸気が全体を温めるため加熱ムラがなく仕上がるのも蒸す特徴です。
蒸す時はもち米はあらかじめ水につけたあと水切りをします。
そして炊く時と違って、蒸す場合は水を使いません。
そうすることでモチモチした仕上がりになるのです。
炊く
もち米は吸水性が高く、粘りも強いので水分を少なくして炊く必要があります。
それでも炊いている間にどうしても水分を吸収してしまうため、柔らかめの炊き上がりになります。
しかし水の量を調整することで、炊飯器でももち米を炊くことができるんです。
おこわやお餅が食べたくても、蒸し器を出すのが面倒な場合もこの方法で出来立てを食べることができます。
気軽にすぐできるので炊飯器もぜひ試してみてくださいね。
まとめ
もち米を蒸す時に失敗する原因は3つあります。
- 他の米が混じっている
- 浸水ができていない
- 水切りが不十分
失敗を防ぐためには、米屋さんで精米することやしっかり浸水させることが大切です。
水滴が出なくなるまで水切りをすることも重要です。
簡単に蒸したい時には電子レンジを使うのも1つの手です。
もち米は「蒸す」のが一番適した方法ですが、炊飯器で「炊く」こともできます。
その際は素早く洗うことや水分量に気を付けてください。
慣れるまでは大変かもしれませんが、ポイントを押さえて上手にもち米を蒸してみてくださいね。
市販とは一味違う味にハマってしまうかもしれませんよ!