スムージーを飲むといえば、「健康志向」「デトックス」「ダイエット」「美肌」などのイメージですよね。
しかしスムージーを毎日ただ飲むだけだと危険です。
その一番の理由は「栄養の偏り」です。
また、スムージーを毎日効果的に摂取するにはどんなコツがあるかなどもまとめてみました。
せっかくの健康習慣が無駄なものになってしまわないように、スムージー習慣のメリットとデメリットにも注目してみます。
是非チェックしてみてください。
スムージー毎日は危険?デメリットについて!
スムージーを毎日飲むのは危険ではありません。
しかし、毎日何気なく飲むのは危険です。
理由は「栄養の偏り」です。
健康に気を付けてスムージーを飲んでいるはずなのにデメリットがあるのは嫌ですよね。
スムージーを毎日飲むときに気にしなければならないデメリットはこちらです。
- 毎日決まったものを作ることで栄養が偏る
- 洗いにくい容器で作ると雑菌がたまって危険
- 体が冷える
- せっかくの栄養素を壊していることがある
- 太る
- 過剰摂取によりアレルギーをおこす危険性がある
毎日決まったものを作る
スムージーを毎日飲む人が、決まったものを作ってしまう理由は2つ。
- 揃えやすい材料であること
- 好みの味であること
スムージーを毎日飲む人は材料を毎日購入することはほぼないでしょう。
例えばコストコで冷凍の果物と野菜をストックしており、その他牛乳や豆乳、アーモンドミルクなどを使ってスムージーを使って作るといったことが多いのではないでしょうか。
というのも毎日新鮮なものを揃えるのは大変だからです。
いつも冷凍庫と冷蔵庫にこれがあればできる、というのがあれば安心です。
また、続けるためには好きな味であることもストレスにならない大切なことです。
冷凍で手に入る、もしくは季節を問わずスーパーで手に入りやすい、あまり高くない、スムージーに手間なく入れられるといったことがかなり重要なポイントになります。
そうなれば、自ずと同じ野菜や果物を使ったスムージーが一定期間続くのは仕方のないことですよね。
しかし、同じものを続けていると、どうしても栄養が偏ってきます。
そして野菜や果物は、食物繊維やビタミンは摂取できてもタンパク質は摂取できません。
しかもスムージーはお腹にたまるので、一日のタンパク質摂取はスムージーで置き換えられた食事分、少なくなることも念頭においておきましょう。
洗いにくい容器で作ると雑菌がたまって危険
スムージーを作る際には、ミキサー、ジューサー、ブレンダーなどが使えます。
パーツが多いものや洗いにくい形状のもの、食洗器が使えないものなどは、どうしても汚れが溜まりがちです。
また「毎日使っているし、明日の朝もまた使うし大丈夫」と過信してしまいがちなこともありますので要注意です。
スムージーは加熱処理をしていません。
そこに雑菌を一緒に摂取するとお腹を壊したりの原因になります。
体が冷える
スムージーはぬるいとあまりおいしくないので、氷と一緒にミキサーにかけて、冷えた状態で飲むことが多いです。
ですので、朝一に飲むと胃腸が冷えてしまいますよね。
それで朝からお腹を壊したりしたら、元も子もありません。
せっかくの栄養素を壊していることがある
スムージーを作る際、ミキサーを使う方がほとんどだと思いますが、実は栄養素を壊してしまっていることがあります。
それは、ミキサーを使用すると、摩擦熱が出るためです。
ビタミンや食物繊維、ミネラルの中には熱に弱いものが多くあります。
それならばサラダやフルーツそのものを、生で食べれば良いだけの話なのですが、たくさんの量を摂取するのは難しいので、スムージーが人気ですよね。
しかし、そのスムージーも、ミキサーの摩擦熱で栄養素を壊してしまっているなら意味がなくなってしまいます。
解決策としては、氷を混ぜて撹拌するということです。
熱や空気にさらさないことができるものとして、低速回転のジューサーというものもあります。
これは、コールドプレスジュースと呼ばれます。
スムージーとコールドプレスジュースは大変似ていますが、少し異なる点があります。
スムージーはドロドロで、素材全体を摂取でき、食物繊維を多く含みます。
コールドプレスジュースはさらさらで、酵素を多く含みます。
太る
果物は糖分が高いのをご存じですか?
たとえば、妊娠中によく注意されるのは、果物の食べすぎによる体重増加や糖質の摂りすぎです。
妊娠中は、普段のようにおやつを控えている代わりに果物を間食として取り入れたくなります。
しかし果物は糖分が高く、油断をすると妊娠糖尿病などの危険も潜んでいます。
それと同じように、スムージー習慣を続けていると、していない人に比べて果物を多く摂取することになります。
果物そのものを食べるより、スムージーにすることにより大量に一気に摂取できるからです。
過剰摂取によりアレルギーをおこす危険性がある
同じものの過剰摂取により、普段は反応しない食物にもアレルギー反応を起こすことがあります。
さきほど書いたように、同じ組み合わせでスムージーを作る日々が長くなれば、普通の人の何倍も多く摂りつづけることになります。
のどの痒みや肌の痒み、便が緩くなっているなど、少しでも異変を感じればスムージーの中身を考え直すようにしましょう。
毎日スムージーを飲む効果やメリット
さきほどはデメリットを紹介しましたが、それでも長年愛されて続けているスムージー。
毎日の健康習慣としてスムージーを飲むと、どんな良い効果があるのでしょうか。
次はメリットを紹介していきます。メリットはこちらです。
- 繊維質が多く摂取できて腸活になる
- ビタミン豊富で肌に良い
- 手軽に健康習慣になる
- 朝飲むことで一日の食事の意識づけができる
- 素材のまま美味しく摂取できる
繊維質が多く摂取できて腸活になる
食物繊維を多く摂ることができると、便秘解消になります。
また、食物繊維は腸内細菌の餌となるので、腸内環境を良くするためにはなくてはならないものです。
スムージーで摂取する食物繊維は水溶性のものがほとんど。
水溶性であれば、お腹が膨れてしまって飲みきることができない、や、消化に時間がかかりすぎて朝から身体が重い、などの症状を抑えることができます。
ほかにも「腸を制するものは自律神経を制する」という言葉があるほどに、腸活は人間の健康的な活動を支える重要な役割を担ってくれます。
ビタミン豊富で肌に良い
フルーツやスムージーに入る野菜は、ビタミンが多く美肌効果の高いものが多いです。
加熱すると壊れてしまったり減ってしまう栄養素も、スムージーであれば素材そのものを丸ごと簡単に摂ることができるので嬉しい効果ですね。
また、最近よく言われている、果物や野菜の皮も栄養が豊富です。
ミキサーにかけてしまえば、工夫せずとも摂取できるので嬉しいですよね。
手軽に健康習慣になる
スムージーを飲むなら朝という方がほとんどだと思います。
朝、火を使わず、しかもあまり下処理の手のかからない食材でスムージーを作ることができたら、それを習慣にすることができます。
スムージーで摂ることのできる栄養は、ビタミン、食物繊維、ミネラルが主です。
現代の忙しい生活では、外食やインスタント食品、冷凍食品など美味しくて手軽なものが増えていますが、どれもタンパク質や脂質、糖質が多く、スムージーで得られるような栄養素が不足してしまいがちです。
是非習慣にしたいものですよね。
朝飲むことで一日の食事の意識づけができる
レコーディングダイエットや食事療法の際にも、本人の意識づけが大事です。
一日に何をどのように選んで自分の体に取り込むのか。
それに朝いいスタートを切ることができれば、昼、夜の食事や間食も、大事にできます。
素材のまま美味しく摂取できる
スムージーは手軽に生のまま材料を入れて作るので、素材本来の味です。
サラダもドレッシングを大抵かけたくなりますし、スムージーほどになにも加えず素材のまま摂取できるものは少ないですよね。
大抵の人は砂糖やはちみつなどは入れず、フルーツの甘みなどを利用してスムージーを作るので、痩せ効果にも期待大です。
このように、毎日スムージーを飲むことで、メリットはたくさんあります。
次はデメリットを抑え、メリットのある効果的なスムージーの飲み方について掘り下げていきたいと思います。
スムージーの効果的な飲み方を解説!
スムージーは朝飲むことをオススメします。
そして、液体ですが噛みながら飲みましょう。
朝、飲む
レモン白湯、青汁、常温の水、酢納豆など、これまで健康にいいと言われてきたものすべて、朝摂るといいと言われてきました。
その理由は、空腹状態の朝、腸に吸収させるものは効果がてきめんだからです。
スムージーも朝飲みましょう。
代謝アップ間違いなしです。
しかし寝起きにいきなり冷たいスムージーは体にこたえますので、スムージーができるまでの間に、白湯や常温の水など、一旦体に入れてからをオススメします。
嚙みながら、飲む
液体なのに?
と思われるかもしれませんが、さらさらではないので、噛むことは可能です。
咀嚼は、腸の働きを高め、顔の筋肉を正常に使うことができます。
大げさと感じるかもしれませんが、毎日の健康習慣と考えれば、スムージーを咀嚼するだけでも、美腸と美肌にも効果があると考えられますよね。
スムージーを毎日飲む人向けのレシピ!
スムージーを毎日飲む場合、レシピを考えるのも大変。
そこでオススメレシピを紹介します。
りんごとにんじんのスムージー
りんごもにんじんもよく洗って皮ごと使いましょう。
抗酸化作用、美腸効果を期待できるレシピです。
【材料】
りんご、にんじんを同量程度
小松菜とりんごとパセリのスムージー
小松菜はクセがなく、スムージーにとても使いやすいです。
【材料】
- 小松菜、リンゴ、パセリを好きなだけ
- 水を半カップ(100ml)
セロリとキャベツとバナナとヨーグルトのスムージー
ヨーグルトとバナナのゴールデンコンビがあるので、セロリも気になりません。
ヨーグルトは無糖を使いましょう。
【材料】
セロリ、キャベツ、バナナ、ヨーグルトを好きなだけ
ほうれん草とパイナップルのスムージー
ほうれん草はシュウ酸とういう、アクがあります。
摂取量が増えるとよくないので、サラダほうれん草であったり、気になる方は一旦茹でてから使いましょう。
【材料】
生のほうれん草、パイナップルの果肉を好きなだけ
冒頭でも、毎日同じレシピを続けることの危険性を書きました。
慣れてくると、この野菜にはこんな感じの味を足すと良い、というのがわかってきます。
また、加えるものを水だけでなく、豆乳にしたり、ヨーグルトにしたり、フルーツビネガーに変えたりすることで、味わいが一気に変わって楽しめますよ。
まとめ
スムージーを毎日飲むことは危険ではありません。
しかし同じレシピで続けすぎてしまうと、栄養の偏りや、アレルギーを引き起こすなど、危険が出てきます。
簡単でありながら、メリットのあるスムージーを作るためには、たくさんの人がネットにアップしているレシピを参考にするとよいです。
レシピを変えることに疲れたときには、粉末のスムージーを合わせて利用するのも有効です。
変えていくことを意識しながら、健康習慣を続けてくださいね。