ハンバーグを作ろうと、ひき肉や卵、玉ねぎは用意したのに、パン粉が切れていたのを忘れていた!
こんなとき、あなたならどうしますか?
パン粉を買いに走る?入れずに作る?
台所にあるもので、代用できる食品を探す?
そもそもハンバーグにパン粉ってなぜ入れるのでしょうか。
ハンバーグにパン粉を入れるのは、柔らかい食感にするため、肉や野菜の旨みを中に閉じ込めるためです。
パン粉なしで作ることもできますが、入れた方がおいしくできます。
パン粉のほかに、パンやお麩を砕いたものや小麦粉、片栗粉などを代わりに使って作ることもできます。
では、パン粉を入れる理由や代用食品について、詳しく解説していきます。
目次
ハンバーグにパン粉はなぜ入れる?理由を解説!
ハンバーグのレシピを見ると、どのレシピの材料にもだいたいパン粉が入っています。
では、ハンバーグにパン粉はなぜ入れるのでしょうか。
その理由は2つあります。
理由1:柔らかくするため
1つには、食べるときの柔らかさを出すため。
つまりクッションの役割をさせるためです。
パン粉は、当たり前のことですが、パンを砕いたものですから、パンと同様の食感が得られます。
ハンバーグの中に入っていれば、噛んだ時の肉の固さを受け止め、柔らかく感じさせることができます。
パン粉以外にも、タネや焼き方次第でハンバーグが固くなってしまうこともあります。
ハンバーグが固くなる原因についてはこちらの記事にまとめてますので参考にしてみてください。
⇒ハンバーグはタネのせいで固い!?柔らかくする方法は煮込み料理?
理由2:肉汁を閉じこめるため
2つ目は、タネの粘着力を増し、肉汁を閉じ込めるためです。
パン粉は濡れるとべたっとなり、肉や他の食材とくっつきやすくなります。
肉や他の食材との隙間を埋めることで、肉汁を流れ出にくくさせます。
また、焼いたときに肉や野菜から出た水分をパン粉自体が吸い込むことができるので、うま味を逃さないようにできます。
この2つの役割のために、レシピにはパン粉が入っているのです。
ちなみに、ハンバーグを美味しく作るには、タネを寝かせることが重要とも言われていますよね。
その際、ハンバーグのタネをどのくらい寝かすと良いのか気になる方も多いと思います。
タネを寝かせる時間についてこちらの記事でまとめていますので参考にしてみてください。
⇒ハンバーグのタネを寝かせるなら一晩がベスト!?冷蔵庫で何日もつ?
ハンバーグのパン粉なしの場合はどうなるの?
もしもパン粉がない場合、入れないでハンバーグを作るとどうなるでしょうか。
パン粉を入れなかったハンバーグは、失敗作とまでは言わないものの、少しパサついた固めの仕上がりになりやすくなります。
その理由は、噛んだときのクッションの役割と、肉汁を逃さないようにする役割を果たすパン粉がないからです。
パン粉がない場合、パサつきと固さを防ぐためには、代わりに使える食材を入れるのがオススメです。
私は過去に、牛ひき肉100%のハンバーグを塩コショウで味付けしただけで焼いたことがあります。
かなり固いハンバーグになり、かみ砕くのもつらく、飲み込むのも難儀する程でした。
ハンバーグのパン粉の代わりに使えるものは?
パン粉がないときに代わりに使えるものは、いくつかあります。
- 食パンを細かく砕いたもの
- お麩
- シメジのみじん切り
- 片栗粉
- 小麦粉
などです。
どれも、肉汁を中に閉じ込めておくのに役立つ食材です。
食パンを細かく砕いたもの、お麩、シメジのみじん切りは、噛んだときに柔らかい食感のハンバーグに仕上げることができます。
片栗粉と小麦粉は、噛んだときのクッションの役割はないのですが、水分を閉じ込めることができるので、固い仕上がりにはなりません。
また、味が少し変わってしまいますが、木綿豆腐を代わりに入れるのもお勧めです。
合い挽き肉200gに対して、木綿豆腐の小さいもの(170gくらい)が適量です。
和風のさっぱりした味わいになり、ハンバーグソースの代わりにポン酢がよく合います。
ちなみに、ハンバーグを加熱しても赤くなってしまい、生焼けなのか気になったことのある方はこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒ハンバーグが赤い(加熱後)のはなぜ?生焼けの見分け方も紹介!
まとめ
ハンバーグにパン粉を入れるのは、柔らかい食感にするため、肉汁を中に閉じ込めるためという2つの理由からです。
パン粉を入れずにハンバーグを作った場合、固めでぱさついた出来上がりになりやすいです。
パン粉がなくても、違う食材でも代用できるものはあるので、つなぎに入れた方がよいでしょう。
食パンやお麩を細かく砕いたものや、シメジのみじん切り、小麦粉、片栗粉が代用になります。
木綿豆腐を入れると、さっぱりした味わいになります。
食感に違いが出るので、いろんな代用食材を試してみるのもおもしろいですね。