ご家庭でもち米を利用する際、一番心配になるのがもち米の浸水時間ですよね。
つける時間を短くしたほうが良いのか、それとも一晩くらいはつけたほうが良いのか、かなりあやふやで心配になると思います。
炊いた後の食べ方にもよりますが、お餅を作る場合ならもち米の浸水時間は一晩しても大丈夫なんですよ。
そこで、もち米の浸水時間は一晩でも平気?ということについて紹介いたします。
浸水時間を短縮する方法も併せて紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。
自宅でもち米を使ってご飯を作るだけで、いつもと違った特別な雰囲気を出すことができますよ。
目次
もち米の浸水時間は一晩しても平気?
もち米の浸水時間は、もち米を炊いた後どのように食べるかによって変わってきます。
もち米の食べ方は、「そのまま」食べたり「お餅」にしたり、「赤飯」・「おこわ」などで食べますね。
それぞれ浸水時間はどのくらいなのか紹介いたしましょう。
そのまま食べる場合
もち米を炊いてそのまま食べる場合は、白米の浸水時間よりも1〜2時間ほど長めに浸けてください。
水に浸けた後、そのまま炊飯器で炊き上げればOK!
美味しいもち米が炊きあがります。
お餅を作る場合
お餅を作る場合は、一晩浸水しても平気です。
お餅の作り方は、もち米を洗った後6~8時間ほど浸水させます。
その後、せいろや蒸し器を使って蒸していくんです。
なので、前日の夜に浸水を開始すれば、ちょうど翌朝起きるくらいの時間帯に浸水が終わり、蒸すことができます。
もち米は白米と比べて水分の吸収量がとても多い米です。
より多くの水分を吸収させることで粘りを出し、お餅が作りやすくなります。
注意するポイントとしては、夏場は雑菌が繁殖しやすくなるので、約4時間くらいで水を変えましょう。
赤飯・おこわを作る場合
赤飯やおこわを作る場合は、炊飯器を使い、浸水時間を取らずにそのまま炊き上げます。
赤飯やおこわは、少し硬めにもち米を炊いています。
もち米は水に浸けるとすぐに給水し始めるので、赤飯やおこわを作る時には水につけません。
一晩つけてしまうと、大量に水を吸ってしまい、お餅を作る時のように柔らかくべちゃっとした感じに炊き上がってしまいます。
おこわや赤飯を作る時は、一晩つけるのはNGですね。
もち米を浸す時間を短縮できる?
もち米は、浸水時間によって炊きあがりの硬さが変わります。
なのでもち米を浸す時間を短縮したうえで、同じ炊きあがりを目指すのは難しいです。
自分の好みの硬さに合わせて、浸水時間を変えていくほうが、失敗も少なく納得する炊き上がりになるでしょう。
ただ、もち米を炊いてそのまま食べる場合でしたら、炊飯器を使うことで多少の時間短縮ができます。
炊飯器のなかには、「もち米モード」という炊飯モードが搭載されているものもあります。
「もち米モード」は、炊飯中の蒸気なども使って炊飯するので、もち米をふっくらともちもちに炊き上げる効果があります。
多少浸水時間が短くても、「もち米モード」を使うことで美味しく炊くことができるんです。
もち米を浸水しないで炊くこともできる?
もち米は、炊飯器を使えば、浸水しないで炊くこともできます。
ですが、炊き上がりは硬めになります。
硬めのもち米が好きな方や、赤飯・おこわを作るときにはおすすめですね。
素早く軽めにお米を洗い、水を適量入れて炊飯器にセットして炊飯してください。
「もち米モード」などを使うと、ふっくら感もプラスされて、美味しいもち米が炊き上がりますよ。
ぜひご家庭でも試してみてください。
もち米を水につけすぎるとどうなる?
もち米を水につけすぎると、どんどん水を吸収しふくらんでいきます。
この状態でもち米を炊くと、柔らかく炊き上がり、べちゃっとしてしまいます。
お餅を作る場合なら柔らかめのお餅が付き上がりますが、おこわや赤飯には使えないですね。
柔らかいお餅が苦手な人は注意してください。
何を作るかをしっかり考え、もち米をつけすぎないように、浸水時間には気をつけましょう。
まとめ
「お餅」や「赤飯」・「おこわ」など、お祝いや晴れの日に食べるイメージがありますが、家庭で作るとなるとかなり大変です。
ですが、何を作るかによって浸水時間の目安をしっかり知っていれば、戸惑うことなく作ることができますね。
急に作らないといけない時でも、炊飯器を利用して短時間でサラッと赤飯やおこわを作ると、周りからも好印象を得られるでしょう。
普段の食事を一味違ったものにするためにも、ぜひ参考にしてくださいね。