ほうれん草を買ってきて、重さを計ったことはありますか?
実はほうれん草ひと束は、5株以上なら約200g前後入ってるんですよ。
鉄分やカリウムが豊富なほうれん草は、体にいいイメージがありますよね。
ほうれん草ひと束の大体の量を知っていれば、買い物や料理の際に参考にしやすいのではないでしょうか。
今回は、ほうれん草ひと束は何グラムで何人分なのか、茹でたり冷凍したりした時の重さの変化など紹介していきます。
目次
ほうれん草ひと束は何グラム?何人分?
ほうれん草ひと束は5株以上のものであれば、約200g前後で、大体2~3人分です。
ひと束とは、袋に入っていたり、テープでくくられたりしているほうれん草全部の量のことで、「一把」とも数えます。
私もそうでしたが、「ひと束」と「ひと株」を間違えている場合もあるので、レシピなど見るときは気をつけてくださいね。
ひと束の量と何人分かについて実際に計ったり調べたりしたので、詳しく説明していきます。
ほうれん草ひと束約200g
ほうれん草ひと束の量をネットで調べてみると200gでした。
ある料理サイトでも材料の欄に「ほうれん草ひと束(200g)」と表示されているのがありました。
そこで、ほうれん草を違うスーパーでふた束(2袋)買ってきて、実際に計ってみました。
すると、1つはひと束225g、もう1つはひと束135gでした。
必ず、200gというわけではないようです。
225gの方は中身が5株で、135gの方は4株しか入っていませんでした。
ひと株ずつを計ってみると32g~55gと様々でしたよ。
ほうれん草ひと株の量もそれぞれですが、5株以上入っていたら大体200g近い量になりそうです。
レシピでほうれん草の量が200gや100gの時は、5株以上入っているものを買う方がイメージしやすいですね。
ほうれん草ひと束2~3人前
「ほうれん草のおひたし」や「ほうれん草の胡麻和え」のレシピを料理サイトで調べてみると、2人分のレシピで100g~200gとサイトによって様々でした。
ほうれん草は一日、100gほど食べれば栄養を十分に摂取できるといわれています。
また、緑黄色野菜は一日に120g以上摂るといいといわれており、ほうれん草以外の緑黄色野菜も摂るとすると、料理にもよりますが一人分は約50g~100g程で考えるとよさそうです。
でもほうれん草は茹でるとかさが減ってしまうので50gだと少なく感じてしまうかもしれません。
実際にほうれん草ひと束でおひたしを作ってみると、私は2人分でもちょうどよく感じましたよ。
なので、ほうれん草ひと束は大体2~3人分といえるでしょう。
ほうれん草ひと束をゆでた後の重さは何グラム?
文部科学省の日本食品標準成分表によると、ほうれん草は茹でると重さが70%減ります。
200gのほうれん草ひと束を茹でると、約140gになるということですね。
これは、ほうれん草の水分が茹でることによって出たために起こります。
ほうれん草には、アクの成分である「シュウ酸」が含まれています。
シュウ酸があるとえぐみが出たり、摂りすぎると尿酸結石症などの病気になる恐れもあるので、アク抜きのために下茹でする必要があります。
実際に先ほど量を計った、ほうれん草ふた束を茹でてみました。
茎のまま茹でてから水にさらし、しっかりと水気を切ると225gは122gに、135gは100gになっていました。
思ったより減っていてびっくりです。
ほうれん草は約1分くらい茹でるのが最適だそうですが、225gの方のほうれん草は少し長めに茹でてしまったので、減り方が大きいのかもしれません。
でも茹でるとこんなにも少なくなるなら、無理なく量が食べられるため、ほうれん草の栄養も簡単に摂れそうですよね。
ちなみに、野菜を茹でると流れてしまう栄養もありますが、ほうれん草の下茹で1分程なら多くは流れないそうなので、シュウ酸の影響を受けないためにも必ず下茹でをしてくださいね。
ほうれん草ひと束を冷凍すると何グラム?
では、ほうれん草ひと束を冷凍すると重さは変わるのでしょうか。
先ほど茹でたほうれん草を丸一日冷凍しましたが、重さは変わりませんでした。
なので、冷凍しても重さが変わらないことがわかりますね。
下茹での必要がなくて便利な冷凍食品のほうれん草も、500gで約3束分とかいてありました。
3束は約600g程ですが、この商品は蒸して加熱処理されていたり、茎の部分を切って除いたりしてあることから500gになっていると考えられますね。
ほうれん草ひと束は何カロリー分?
ほうれん草のひと束200gは、36キロカロリーです。
また、茹でて140gになった場合のカロリーは、32キロカロリーとそこまで変わりません。
糖質は0.6gで、生でも茹でても同じでしたよ。
そこで、次の2つについてカロリーを調べてみました。
- 他の野菜との比較
- ほうれん草料理の比較
詳しく説明していきます。
他の野菜との比較
ほうれん草と同じ緑黄色野菜とカロリーを比べてみました。
- 人参200g…70キロカロリー
- トマト200g…40キロカロリー
- 小松菜200g…26キロカロリー
- ブロッコリー200g…74キロカロリー
この結果からほうれん草は低カロリーな方だということがわかりますね。
また、ほうれん草よりカロリーの低い小松菜は、糖質は1.0gでほうれん草よりやや高めでした。
ほうれん草料理の比較
ほうれん草は、和食にも洋食にも変身できて様々な料理に使えますよね。
調理の仕方によってもカロリーが変わってくると思うので、比較してみましょう。
ほうれん草ひと束200gを調理して、量が140gになったとして計算しています。
- 胡麻和え…104キロカロリー
- おひたし…38キロカロリー
- ほうれん草とベーコンのバター炒め…154キロカロリー
- ナムル…120キロカロリー
やはり調味料や他の食材の影響が出てくるので、低カロリーで食べたい場合はシンプルな料理の方が良さそうですね。
まとめ
ほうれん草ひと束の量を実際に計って調べてきました。
ほうれん草ひと束は約200g程で、茹でると140g前後になります。
また、低カロリー、低糖質なのでたくさん食べても安心の野菜ですよね。
ほうれん草ひと束買ってあると、それだけでも一品になりますし、彩りにもぴったりですよね。
この記事から、ほうれん草の重さや茹でると量がどれだけ減るかなどを知って、ぜひ今後料理をするときの参考にしてみてくださいね。