ご飯を洗って炊きたくない時や1人分だけ欲しい時など、あると便利なパックご飯。
私もよくご飯を炊き忘れてしまい、お世話になっています。
長期保存ができたり、処理しやすいプラスチックの容器に入ったりしているので体に悪いのではないかと聞いたこともありますが、体に悪い影響はないので安心して食べてくださいね。
今回は、パックご飯について、添加物や食べ過ぎの影響など紹介していきます。
目次
パックご飯は体に悪い?食べ過ぎの影響はある?
パックご飯は、体に悪くありません。
体に悪いのではないかといわれる理由は、次の2点からではないでしょうか。
- 常温で長期保存ができること
- 温めた時の独特な匂い
詳しく説明していきますね。
常温で長期保存ができること
パックご飯は、常温で長期保存ができるところがメリットですよね。
「いざ」というときにあると、本当に助かります。
そして常温で保存ができるようにするために、添加物が入っているメーカーのものもあります。
様々な食品に入っている添加物で、特に体に悪い影響を及ぼすものではないとされているので気にしなくても大丈夫ですよ。
しかし、使用されている添加物がどれくらい入っているかは記載がなくてわからないので、気になる方は無添加のパックご飯をおすすめします。
有名な「サトウのご飯」は無添加ですし、無添加のものも多いですよ!
食べ過ぎの影響
使用されている添加物は、安全とされています。
なので、普段の食事くらいなら摂取しても全く問題ないですよ。
毎日食べても問題ないとされていますが、食べ過ぎたり、たくさん食べたりするなら無添加のパックご飯の方がより安心なので私はそちらをおすすめします。
しかし、コスパはよくないので気をつけてくださいね。
温めた時の独特な匂い
パックご飯をレンジで温めて、蓋を開けた時のあの匂いって独特ですよね。
私はあの匂いが苦手で、初めて嗅いだ時はご飯が腐っているのではないかと思ってしまったほどです。
しかし、あの匂いはプラスチック容器や容器と蓋をくっつける接着剤の匂いで、プラスチックや接着剤が溶けたりして、ご飯に入ることはないので安心してください。
どうしても匂いが嫌な時は、パックご飯の種類によってあまり匂いが気にならないものがあるので、そちらを選んだり、できたらすぐにお皿に移して食べたりするといいですね。
パックご飯は腐らない?
パックご飯は長期保存ができて、腐りにくいです。
しかし、開封してしまうと腐るのが早くなってしまうので、開封した場合は早目に食べきってくださいね。
開封前のパックご飯が腐らず、長期保存ができるのは作り方に特徴があるんですよ。
無菌状態でご飯を炊いているものと、パックした後で圧力加熱殺菌をしているものなどがあり、どちらも腐る原因になる雑菌を排除し、無菌状態が維持できるように作られています。
また、酸素に触れることでも腐るのを早めてしまうため、パック自体も多重構造になっていて、酸素や湿気などからご飯を守ってくれるようになっているんです。
無菌状態のご飯を真空パックすることで、長期保存が可能になっているなんて、すごい工夫がされているんですね。
パックご飯の添加物は?
パックご飯には、添加物を使用しているメーカーものもあるとお話ししましたが、どんなものが入っているのか詳しく紹介していきますね。
パックご飯には、2種類の添加物が使用されています。
- ph調整剤(ペーハーちょうせいざい)
- 酸味料(さんみりょう)
1つずつ説明していきますが、添加物の気になるところもお話していきます。
不安になってしまうかもしれませんが、食品添加物の危険性は、長期的に大量に摂取するなど偏った食事の際に注意する必要があります。
なので、普段の食事として食べる程度ならパックご飯を安心して食べても大丈夫ですよ。
しかし、食べ過ぎることがある場合には、安心のため無添加のものをおすすめしたいです。
ph調整剤(ペーハー調整剤)
phとは水素イオン濃度のことで、酸性とアルカリ性の程度を表しています。
どんな食品も弱酸性であることがいいといわれていて、ph調整剤を使うことで調整しており、腐敗防止や変色防止などの役割をしています。
ジャムやコンビニのおにぎりなど身近な食品にも使用されている添加物です。
ph調整剤は一括表示が可能な添加物で、乳酸やコハク酸、リン酸などの様々な添加物やそれらを組み合わせたものも、すべて「ph調整剤」と表示されています。
そのため、パックご飯にどの物質がどれくらい入っているかは、わからないようになっています。
ph調整剤は、体への影響はなく安全とされていますが、最近では腸内細菌に影響を及ぼすと唱える専門家が出てきたり、一括表示できる添加物の中には安全性を懸念されているものがあったりもします。
酸味料(さんみりょう)
酸味料も、食品を弱酸性に保つためや腐敗防止に使用されています。
酸味料には、クエン酸やグルコン酸など様々な種類がありますが、ph調整剤と同じくすべて「酸味料」と表示されています。
安全性の高い添加物も多いですが、何がどれくらい入っているのかはわかりません。
パックご飯は賞味期限切れでも大丈夫?
パックご飯の賞味期限は8カ月から12カ月くらいと長いものが多いですよね。
常備しておくと安心ですが、保存しているうちに賞味期限が切れちゃった!なんてこともありますよね。
でもパックご飯は賞味期限が切れても、食べられることが多いですよ。
賞味期限は、「美味しく食べることのできる期限」であり、賞味期限が切れてしまったらすぐに食べられなくなるわけではありません。
パックご飯の場合、たとえ賞味期限が半年や1年くらい切れていても、保存状態が良かったり、腐っていなければ食べられることもあります。
でも、開封していないものに限るのと、腐っている場合も考えられますので注意してチェックしてくださいね!
心配な時は無理せず処分してください!
大丈夫なのか心配な時は、次の2つについてチェックしてください。
- 適した環境で保存してあるか
- 腐っている状態とは、どういうものなのか
では、詳しく紹介しますね。
適した環境で保存してあるか
様々な食べ物と同じで、パックご飯も適した環境で保存をしておかないと、腐るのを早めてしまうこともあります。
適した環境は、次の通りです。
- 高温、多湿じゃない
- 温度変化があまりない
- 直射日光が当たらない
- 常温
- パックが損傷していない
常温で長期保存ができるように作られているので、冷蔵庫や冷凍庫に入れることはやめてくださいね。
腐っている状態とはどういうものなのか
賞味期限が切れたパックご飯を温めてみたけれど、本当に食べれるのかわからない時は、腐っていないかチェックしてくださいね。
腐っている場合は、次のような状態になっています。
- 酸っぱい臭いやアンモニア臭など嫌な臭いがする
- カビが生えている
- 味が酸っぱい
- ご飯が糸を引く
普通のご飯が腐ってしまった時も同じような状態になります。
1つでも異変を感じたら、体調を壊してしまう恐れがあるので食べないでくださいね。
まとめ
パックご飯は体に悪い影響はありません。
しかし、添加物が入っているものは不安要素もありますので、長期間、大量に食べる場合や気になる場合は無添加のものを選ぶのがおすすめです。
パックご飯は、様々な工夫で作られていて、私たちがご飯がなくて困ったときに助けてくれるので、まさにヒーローのようですね。
とても便利なパックご飯、これからも常備してお世話になっていきたいです。