毎日の料理で使っているガスコンロですが、引越しなどでいざ外そうとしたら、ホースが外れない!
ホースはしっかり取り付けられているとガス漏れは安心ですが、外すときには一苦労ですよね。
力任せに引っ張ると、元栓金具を変形させてしまい危険です。
そんな場合には、切ってはがすのが得策です。
また、ホースは劣化すると固くなり、裂けてしまうので、再利用の前によく確かめましょう。
それでは、ホースの適切な外し方と、交換時期、外す・切るときの注意点について詳しく説明していきます。
目次
ガスコンロのホースが外れない!適切な外し方は?
ガスコンロのホースは、次の3つの手順で適切に外すことができます。
- ガスコンロの点火スイッチが点いていないことを確認する。
- ガスの元栓を閉める。
- 元栓からホースを外す。
ところが、元栓からホースを外すところで、なかなか外れないことがあります。
ホースはゴム製なので、元々外れにくい素材でもありますが、コンロの近くで長年熱を浴び続け、癒着してしまっていることもあるんです。
ホースが外れない時に安全に外す方法は?
ホースが外れないとき、安全に外せる方法があります。
それは、無理に引っ張らず、ホースを切ってしまうことです。
これが一番オススメなガスコンロのホースの外し方です。
その他の方法として、ホースを左右に揺らしても外れない場合に、無理に引っ張らないようにしましょう。
無理な力が加わってしまうと、ガス栓が変形してしまう可能性があります。
洗剤や油を使って外す方法は?
「洗剤や油ですべりやすくすれば取れるかもしれない」と考えるかもしれません。
しかし、この方法はオススメしません。
というのも、ホースに油や洗剤をかけると、劣化を早めてしまう可能性があるからです。
さらに、洗剤や油ですべった手を打ち付け、ケガをしてしまう恐れがあります。
ガスコンロは火を使うところなので、引火の可能性を考えると油を使うのも気が引けますよね。
ガスコンロホースの交換が必要なのはどんな時?再利用は?
ガスコンロホースは定期的に交換が必要です。
ホースは、時間とともに劣化しています。
ホースは樹脂とゴムの複合製品で、時間が経つと固くなり、ひび割れてガス漏れの原因になる可能性があるからです。
もし、見た目に問題がなくても、コンロを新しく取り換えるときやホースを使ってから7年くらい経っていたら、交換することをおすすめします。
そして、引っ越し等で、ホースを再利用するときにも、ひび割れや固くなっていないか、長年使ったものでないかを確認しましょう。
ガスコンロホースの長さも確認する
ガスコンロホースの長さが適切かも併せて確かめた方が良いでしょう。
ガス栓からガスコンロに設置した際、ホースにねじれや折れ曲がりがあると、ガス漏れの原因になりかねません。
ピンと張り過ぎている場合も、ホースに過度な負担がかかります。
ホースがゆったりと曲線を描くようにするのが良いつなぎ方です。
ガスコンロのホースの種類と外す・切る時の注意点!
ガスコンロのホースの種類と、各ホースで外す・切る時の注意点について解説します。
ガスコンロのホースの種類は?
ガスコンロのホースの種類は、2種類あります。
プロパンガス用と都市ガス用です。
プロパンガス用はオレンジ色、都市ガス用は薄いピンク色をしています。
どちらもなかなか外れない場合に、はさみ等で切っても、問題はありません。
ガスコンロホースを切って外す時の注意点は?
ガスコンロホースを切って外す場合には、次の点に注意しましょう。
- 端から3cmくらい残して切る。
- ホースの残った端に、ペンチで縦に切り込みを入れる。
- 元栓の金具を傷つけないよう、切り込みに沿って手で引き裂き、外す。
くれぐれも手を切らないように注意してください。
まとめ
ガスコンロのホースは、ガス漏れ対策のために、滑りにくいゴム製でしっかりとつながっています。
使っているときは安心ですが、外すときは苦労しますよね。
無理に外そうとせず、切ってはがして外すのが安全です。
切るときには、ガスの元栓金具を傷つけないよう気を付けましょう。
ホースを再利用する場合には、劣化していないか良く見てください。
見た目は大丈夫でも、年数が経ったものは新しくした方が安心して使えます。
7年くらいで交換するのが目安です。
ガスは扱いを間違うと大事故につながる可能性があるので、念入りに確認し、取り付けをしましょう。