スタイルの良さは、足の長さで決まると言っても過言ではないですよね。
では足が長いとは具体的になにをいうのか。
それは「股下比率」が高いことを言います。
股下比率とは、身長に応じて股下の長さが何パーセントを占めるかです。
股下比率の計算方法や男女の平均についてなど、詳しく書いていきます。
目次
足の長さの平均値について!男女それぞれどのくらい?
男性の足の長さの平均は76.5センチ
女性の足の長さの平均は69.5センチ
です。
しかしこれを聞いて理解し、この疑問に納得できる方はいないでしょう。
上記の足の長さの平均は、男性は身長170センチ、女性は身長158センチという日本人の平均身長に基づいています。
そして、身長はかなり個人差があるものですので、自分の足が長いのかを知りたいのに平均身長で割り出してもなかなかピンと来ないものですよね。
足の長さは「股下比率」で調べることをおすすめします。
股下比率の計算式
股下(㎝)÷身長(㎝)×100=股下比率(%)
日本人男性の平均身長170センチに当てはめてみると、
76.5センチ ÷ 170センチ ×100 =45パーセント
となります。
現在、日本人の股下比率は男性45パーセント、女性44パーセントが平均といわれています。
これを見ると、女性より男性のほうが少し足が長い傾向があるのがわかります。
ここまで聞くと、さっそくご自身の足が長いのかどうなのかを知りたくなっていると思いますが、いざ股下比率を計算しようとしても、股下の長さをご存じですか?
次に、股下の測り方を解説していきます。
足の長さの平均の測り方を解説!
足の長さの平均を参考に自分の足の長さを調べるにあたり、足の長さを測るには2通りやり方があります。
ひとつは立ったまま、もうひとつは寝そべって測ります。
それぞれ方法を解説します。
立った状態で測る
足の付け根を意識して測ってみましょう。
一人で簡単にできます。
- 本やファイル等と短く切ったマスキングテープを用意し、壁の前に立つ
- 用意した本またはファイルを股に挟み、それが壁に直角に当たるように真っ直ぐ立つ
- 壁に本またはファイルが当たった場所にマスキングテープを貼る
- 壁の下からマスキングテープまでの垂直ラインを測る
- 足元がしっかりと固い場所で測ること
- 本やファイルは軽くてしっかりとしたものを使うこと
寝そべった状態で測る
仰向けで測るので、薄着で行います。
一人で簡単にできます。
- 壁と床の接点に一か所マスキングテープを貼り、計測位置をマーキング
- マスキングテープを閉じた両足かかとの間に挟むようにして仰向けに寝る
- 股に本やCDケースなどを挟む
- 起き上がり、本やCDの部分にマスキングテープを貼る
- 壁のマスキングテープと床のマスキングテープ間を測る
- 起き上がるときに本をずらさないようにする
- かかとをしっかり壁につけ、リラックスして真っ直ぐに寝る
少しコツが必要なものの、思い立った時に身近にあるもので一人で測ることができるのは手軽で嬉しいですね。
足の長さを伸ばす方法はある?
足の長さを伸ばす方法はあります。
それは足骨ではないのですが、足が長くなったと実感できる方法です。
足の長さを伸ばすには、足を真っ直ぐにすることと、お尻を上げることです。
足の長さとは股下のことで、股下とは、太ももの付け根から下のことです。
足が長くなりたいという人は、実際の股下比率と戦っているわけではありません。
見た目ですよね。
スラっとした長い足になりたい、というのは見た目の話です。
そこでできることが、このふたつなのです。
では具体的に解説します。
足を真っ直ぐにすること
足はO脚、X脚、XO脚など、生まれつきや成長過程で真っ直ぐでないことも多々あります。
モデルは足が真っ直ぐで長くてきれいです。
真っ直ぐであることは長く見えることの要因のひとつであることに違いありません。
その真っ直ぐな足を保つために、気を付けることがあります。
- 骨盤のゆがみ
- 姿勢の悪さ
- 足の筋力不足
この三つです。
骨盤のゆがみ
骨盤のゆがみは、出産を体験した女性であれば、骨盤がどれくらい開いたり、ゆがんでくるものなのかを実感したことがあると思います。
骨盤は骨ではありますが、ブロックパーツを組み合わせたような作りになっているため、日々の生活の姿勢などで変な癖がつくと、自然とゆがみが生じてきます。
ゆがんだ骨盤を真っ直ぐに直すことの難しさも問題です。
骨盤などのゆがみは目で確認することはできず、しかも時間をかけてゆがんでくるものですから、本人も自覚は全くありません。
自覚症状が出た時には、腰の痛みやむくみも感じる状態かもしれませんね。
整体などにメンテナンスに通っていると、骨盤のゆがみはかなりの確率で指摘をされます。
骨盤がゆがむと、足の左右の長さも変わってくるので驚きですよね。
姿勢の悪さ
姿勢が悪い代表例でいえば、猫背です。
足を長く見せたいからと、高いヒールを履いていても、猫背で歩いているとかっこ悪いですよね。
また、椅子に座っているときにも、適度に腹筋背筋に力を入れて背筋を伸ばしていないと、猫背になります。
これはデスクワークをしているときによく見る光景ですが、丸まった背中で、顎を突き出して、もしくは肘をついたり足を組んで仕事をしている人も多いです。
そのことにより、姿勢が悪くなり、通常使う筋肉が使われず、足は自然とゆがみが出てきます。
足の筋力不足
最近の人気トレーニング動画で耳にしたことのある方も多いかもしれません。
足には大きな筋肉がある、ということ。
これは、足を鍛えると、代謝があがり、ダイエット効果も期待でき、かつきれいな引き締まった足を手に入れることができるということです。
正しい姿勢で歩くことで、バランスの良い筋肉のついた真っ直ぐの足に近づきます。
また、必要な筋力を足につけることで、立ち姿がきれいになります。
どうしても筋力がないと、立っている間も、休めの姿勢で、片足に重心をかけてしまったりして足のゆがみを引き起こしてしまいがちです。
お尻を上げること(ヒップアップ)
お尻を上げるための代表例は、この5つです。
- ストレッチ
- ほどよいダイエット
- 早歩きをして代謝を高める
- 座りっぱなしを避ける
- 常に補正下着をつける
お尻が小さいと足が長く見えます。
女性は男性に比べてお尻が大きいですが、それは女性らしさの象徴であり、良いことですよね。
しかしそのお尻がさがっていたなら、お尻が太ももにかかり、後ろ姿のパンツスタイルは、確実に足が短く見えます。
ヒップアップで引き締まったきれいなお尻を目指しましょう。
足の長さはいつ決まる?遺伝で決まってしまうもの?
足の長さは生まれる前に8~9割は決まっています。
それは足の長さは「遺伝」で決まるからです。
身長や体格、顔のパーツ、髪の量や質と同じく、遺伝の力は強いです。
しかし後天的な要素もあります。
最近の若い世代を見て、びっくりするほどにスラっと手足の長い子がいます。
そしてその数は明らかに昔に比べて増えているのです。
その理由は、日本人の暮らしの欧米化が関係しています。
正座の生活は椅子の生活に、食事も和食だけではなく、肉やパンを多く取り入れるようになりました。
そしてその欧米化はある期間を超え、欧米化が始まった世代が親になり、子供を産んだのが現代です。
股下比率が変わるほどの変化ではないかもしれません。
しかし明らかに手足の長い欧米人に近づいたスタイルの人が増え始めました。
遺伝だけでは説明のつかない、暮らしによる後天的な変化がはっきりとあることがわかります。
まとめ
自分の足が長いかどうかは「股下比率」で知ることができます。
しかし実際の足の長さと同じくらい大切なのは見た目ですよね。
足が長く見えるコツは、真っ直ぐな足と、お尻が上がっていることです。
足を伸ばすことは困難でも、きれいな長い足であることを目指すことはできます。
足の長さが気になった方は是非試してみてください。
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