おうち時間も増え、最近流行りのプロジェクターを購入したい、でも目に悪いの?と悩んでいる方もいるかもしれません。
しかしプロジェクターを使ったからといって目が悪くなることはありません。
プロジェクターにもたくさんの種類があります。
目に気を付けながら使用する際の注意点、テレビとの使用感の違いなどをまとめてみました。
目次
プロジェクターは目が悪くなる?テレビと比べてどうなの?
プロジェクターで目は悪くなりません。
プロジェクターで目が悪くなったと感じるとすれば、それはテレビやゲームと同じく、長時間目を酷使したことが原因だと思われます。
プロジェクターは、テレビやスマートフォンと違い、目に悪影響があると言われているブルーライトが出ているわけではないので、むしろ目には優しいと言えます。
また、照射光を見るのではなく、スクリーンや壁に映した映像を間接的に見ているため、目への刺激は少ないほうだと考えられます。
プロジェクターで目が痛い・疲れる時の対処法は?
プロジェクターを使用中に目が痛い。
その原因はなんでしょうか。
①明るすぎる
暗すぎても明るすぎても、目には悪影響です。
大抵の場合、プロジェクターは暗くした部屋で使用しますが、その際、あまりにもまぶしいと目に負担がきます。
プロジェクターは「ルーメン」という単位で明るさを表します。
そしてそれは、100ルーメン程度のものから1万ルーメンを超えるものまであります。
ルーメンの値が高いほど明るく、そして販売価格も高くなります。
高いルーメンスペックをもっていたとしても、大切なことは調整することです。
暗いところでテレビを見ると目が悪くなると昔から言われてきましたが、画質や光量が飛躍的に上がった現代では、明るすぎるものを見ることによる視力低下のほうが叫ばれているのが現実です。
真っ暗な部屋で明るすぎる映像を見ていないか。
そこを気にしてみましょう。
②長時間使用しすぎた
目を酷使すると、目の痛みの要因となります。
集中しているとまばたきを忘れることもありますし、そういったことで、慢性的なドライアイを起こす可能性が出てきます。
ドライアイは現代病としてかなり深刻です。
ドライアイになると涙の分泌が低下し、そのことにより目に傷がつきやすくなります。
その結果、目の痛みが生じてしまいます。
また、ドライアイはかすみ目を引き起こします。
そのことにより、見えにくい中で、さらに見ようと無理をすることが重なる、悪循環が起きて、目が疲れてしまうんですね。
③画面のピントが合っていなかった
プロジェクターはテレビと違い、焦点を合わせて投影します。
「見えたらいいや」と適当に使用を始めることで、それが長期にわたると目に不調をきたすこともあることを忘れないようにしましょう。
映画など、2時間以上をピントの合っていない状態で見れば、目の痛みを起こしてもおかしくありません。
また、最近ではブルーライトによる視力低下や睡眠障害を心配し、パソコンで行っていた作業を家庭用プロジェクターを使用して映し出すことも増えています。
その際、映し出す対象は、映画や写真などよりもっと細かいものであることが多いです。
小さいものをはっきり映し出すにはかなり神経を使います。
白い壁だから映る、といった簡単なものではないかもしれませんので、悪循環にならぬよう、しっかりと環境を見つめなおすことも大切です。
目が疲れたと感じたら休憩すること!
①②③いずれにおいても、目が疲れた時には休憩をすることを意識しましょう。
目薬も最近では涙に近い成分でできたものなどで保湿が可能です。
目の上にホットタオルを乗せるのもとてもおすすめですよ。
プロジェクターのメリット・デメリットまとめ!
プロジェクターのメリットとデメリットをまとめてみましょう。
プロジェクターのメリット
プロジェクターのメリットは次の通りです。
- 大画面
- ブルーライトを浴びない
- 持ち運びが可能
- 用途により様々な種類がある
最近では白い布と片手サイズのプロジェクターをキャンプサイトに持ち込み、楽しむといったことも流行っていますね。工夫次第でテレビよりもっと可能性は広がります。
プロジェクターのデメリット
プロジェクターのデメリットは次の通りです。
- 朝や昼間は見えにくい
- テレビに比べ使用感が環境に左右される
- 使いこなすのに知識が必要な場合がある
昔より、家庭で楽しむ機会が増えていますが、家庭で使うには、環境が細かく違います。
ご自身が用意できる環境や、やりたい使い方などを事前によく考えてから購入することをおすすめします。
目に優しいプロジェクターはある?明るい部屋で使えるのは?
「じゃあ目に優しいプロジェクターや明るい部屋でも使えるプロジェクターはどんなもの?」と気になりますよね。
それぞれご紹介していきます。
目に優しいプロジェクター
目に優しいプロジェクターとは、明るさに優れていて、解像度とコントラスト比が高めのプロジェクターです。
目に優しい映像の条件は次のようになってます。
- 小さすぎず大きすぎない
- 暗すぎず明るすぎない
- 焦点が合っている
そのため、見やすいことが一番です。
明るさ
まず明るさについては、最低でも200ルーメンを超えるような機種であることをおすすめします。
ハイスペックな2000ルーメン以上の機種であれば、夜でなくても、完全遮光ができずとも、明るく映像を映し出すことができます。
そうなれば、環境に左右されず気軽に使用でき、見えにくい、と目を凝らして負担になることもありません。
解像度
解像度が高いということは、きめ細かく映るということです。
プロジェクターには会議などで使うビジネス用もありますが、その際はグラフや文字などの資料を映す程度なので、解像度は低くても気になりません。
反対に、家庭用のプロジェクターの場合は、映画や動画、ゲームなど、美しい画像を求めていますので、解像度が高いほど良く、目も疲れません。
コントラスト比
コントラスト比は画像の明暗をはっきりつけて鮮明に映すことです。
ぼやっとした画面を長時間見ると、認識にとても目と脳を使い、疲れます。
また、コントラストがはっきりしていると、明るすぎる映像にせずとも、映像を認識しやすいので、ほどよい明るさを設定し、目の負担を減らすことができます。
明るい部屋で使えるプロジェクター
明るい部屋で使えるプロジェクターとは、3000ルーメンを超えるプロジェクターです。
これに関しては、単純にルーメンの値が高いことが条件です。
また、時間帯により、日差しが強く、いつもより見えづらいときには、投影するサイズを小さめにすることできれいに見えます。
その理由は、小さい画面に集めてみると、光がより絞って集まり得られる光量が大きくなるからです。
プロジェクターは、テレビのように安定はしていませんが、工夫次第で応用ができるのが利点ですね。
まとめ
値段もサイズも楽しみ方も様々。テレビである必要性は減り、新築にはプロジェクターのみ、といった家庭も出ています。
プロジェクターを選ぶ一番のポイントであり、テレビと違う点としては、環境により、最適なものが変わるということです。
使うのはどの部屋か、どの壁か、どのスクリーンか、どれくらいの距離か、など、必ずしっかりと考えましょう。
日がとても入る明るい部屋なら最初から暗幕を用意してもいいですし、壁までに距離がない場合は短焦点プロジェクターも販売されています。
白い壁を用意したのに、納得の映りではなかった場合には、簡単に貼ってはがせるタイプのプロジェクター用壁紙もあります。
新築で用意する際には最初からリビングや寝室などにプロジェクター用壁紙をアクセントクロスに選ぶこともおすすめです。
おうちに合ったプロジェクターで、目に優しい、充実した時間を過ごしてくださいね。