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じゃがいもの黒い斑点や黒い線の正体!中身が黒くても食べて大丈夫?

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食卓に欠かせない食材の1つ、それは「じゃがいも」です。

手軽に買えて、栄養も豊富で美味しい食材です。

 

特に煮込み料理などに利用するとその美味しさを存分に発揮する「じゃがいも」ですが、たまに黒い斑点や線を見かけて不安になったたことってきっとありますよね。

 

これはじゃがいもを加熱することによる酸化だったり、じゃがいも自体の高温と乾燥からくる生理障害が原因の変色なのです。

決して食べて悪いことはないんですよ。

 

でも美味しくなかったり、固かったりするので取り除いて食べる方が良いですね。

 

それでは、この黒い斑点や線などの黒くなる詳しい原因とその状態、また対処法についてお伝えいたします。

そして、食べてはいけない場合はどんな状態の場合かについてもお伝えしていきます。

 

じゃがいもの黒い斑点の正体は?食べられる?

じゃがいもを茹でると黒い斑点に変色することありますよね。

 

その原因はじゃがいもに含まれる成分のクロロゲン酸が鉄と反応して暗褐色の物質が出来てしまい、ジフェノール化合物になってしまうからです。

 

でも、これは食べてしまっても大丈夫です。

人体に影響はありません。

 

でも、さっと取り除いてから調理して食べると美味しいし安心ですよね。

 

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じゃがいもの黒い線の部分は何?食べられる?

じゃがいもを切ると突如現れる、黒い線の正体は何なんでしょうか。

 

これはじゃがいもの生理的な障害なんです。

決して食べていけないことはないんです。

 

この黒い線の正体については、次の2つの原因があります。

 

黒色心腐れ病(コクショクシンクサレビョウ)

じゃがいもが25度以上の高温で酸素不足になると、中の細胞が死んでしまい成分がメラニン化して黒くなってしまいます。

このことを黒色心腐れ病といいます。

 

簡単にいうとじゃがいもが窒息状態になることで、発生する生理障害のことです。

 

褐色心腐れ病(カッショクシンクサレビョウ)

じゃがいもが育っていく過程で高温や乾燥などの生理障害により、冠水などの酸素が不足してしまい、茶色っぽく変色してしまいます。

このことを褐色心腐れ病といいます。

 

黒色心腐れ病と似ているのですが、褐色心腐れ病は色が褐色や薄いピンク色です。

 

じゃがいもを切った時によく見られる中央の褐色状のものは、ほとんどがこの褐色心腐れ病です。

 

結局どちらも生理障害なので、褐色部分や黒い部分を食べたとしても人体に害はないので大丈夫なのですが、加熱したとしても固いし苦味があったりして美味しくないので、取り除く方が望ましいですね。

 

ジャガイモが黒く変色しても食べられる?

ジャガイモが黒く変色する原因は、空気に触れたことでジャガイモに含まれているチロシンが酸化してメラニンに変化してしまい、蓄積してピンク色から赤色に、赤色から褐色、そして茶色、黒色へと変色していってしまうからです。

 

でもこれは自然な現象で腐っているわけではないので、食べても味や安全性に特に大きな問題は何もありません

 

少しだけ固くて苦くなるだけなのですが、気になるならば取ってから調理してください。

 

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ジャガイモの中身が黒い時の対処法は?

ジャガイモを半分に切った時の中身が空洞だったり黒い塊になっている時は、黒色心腐れ病または褐色心腐れ病です。

 

どちらも腐ったわけではないので食べても人体に影響はないのですが、あまり美味しくないので取り除いて加熱して食べることをおすすめします。

 

実は見た目での判断はお店側も難しいので、購入店によっては交換をしてくれる可能性もあります。

現品とレシートを持って行って相談をするのも1つの手段ですね。

 

原因はジャガイモに含まれているポリフェノールが酸化したことなので、切ったらすぐ水に浸けておくとそのような酸化を防ぐ効果がありますよ。

 

食べてはいけないジャガイモの状態はどんな時?

食べてはいけない場合としては、ジャガイモの皮が緑色になっている場合です。

ジャガイモから芽が出て緑色になっていると、毒素が出ている可能性が高くなり危険です。

 

この場合は食べると体に悪いので緑色の部分をざっくりと厚めに取り除くか、全体的に緑色ならば危険なので思い切って破棄しましょう。

 

また、明らかに異臭を放っている場合や全体的に真っ黒い場合も破棄した方が良いですよ。

腐っている可能性が高いからです。

 

ジャガイモを長持ちさせる方法は?

ジャガイモを長持ちさせるための対処法としては、」と「湿気から守ることです。

 

ジャガイモは光と湿気から守ってあげると長持ちする野菜ですので、新聞紙で包んで保存するのがおすすめです。

また、新聞紙は時々交換することでジャガイモの鮮度を保てますよ。

 

ところで、じゃがいもの色だけでなく、芽が伸びすぎた時も食べていいのか迷いませんか?

じゃがいもの芽が伸びすぎたときの判断はこちらで紹介しているので、よければ参考にしてみてください。

⇒じゃがいもの芽が伸びすぎ!?どれくらいなら食べられるのか見分け方も解説!

 

まとめ

じゃがいもに黒い斑点を見かけたり、線が入っていたり、中が黒く変色していても食べることはできます。

じゃがいもの酸化によるものだったり、じゃがいも自体の生理的な障害なので人体や健康に問題はないのです。

 

でも、やはり美味しくはないですし固いので取り除きましょう。

 

明らかに異臭を放っていたり真っ黒だったら腐っている可能性があるし、緑色だったりした場合には毒素が出ている可能性があるので、破棄してくださいね。

 

カレーや肉じゃがで煮込むと美味しいホクホクじゃがいもの鮮度を保って、多くのお料理にたくさん使って家族の健康を守りたいですよね。

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