引越しする時に近隣の方に挨拶をするのは緊張しますよね。
特に一人暮らしの引越しの場合、引越しの挨拶をした方が良いのか、
また挨拶をするならいつ、どの範囲まですべきか悩む時もありませんか?
そこでこの記事では、引越しの挨拶を一人暮らしでもした方が良いのか、
また、挨拶のタイミングや挨拶する範囲についてご紹介します。
目次
引越しの挨拶は一人暮らしの男もするべき?
結論から言うと、引っ越しの挨拶は、一人暮らしの男性の場合でもした方が良いです。
最近、特にアパートやマンションだと「挨拶はしなくていいのではないか」という考えの方が多くなっていると思いますが、後々のことを考えたら挨拶しておくに越したことはありません。
一人暮らしの男性でも挨拶をした方が良い理由は、
- 挨拶をしておいた方がお互いの顔が分かっているので、生活騒音によるクレームなどのトラブルが起きにくい
- 有事の際に、何かと助けてもらえることもある
です。
理由その1:クレームなどのトラブルが起きにくくなる
特にアパートのような壁の薄い建物の場合、普通に生活しているだけでもそれなりの音が発生しますし、学生や若い社会人の一人暮らしでは、家に友人が集まって騒いでしまうこともあると思います。
しかし、生活リズムは人それぞれで、日勤や夜勤の方もいますし、平日休みの人も休日休みの人もいてバラバラです。
なので、自分が音を立てても大丈夫だろうと思っても、周りの部屋からクレームが入ることもあるのです。
私の友人の例で、アパートに引っ越した後に挨拶をしていなかった方がいます。
平日の日中に少し大きな音で音楽を聞いていただけですが、隣の部屋のおじさんにクレームを言われたこともありました。それも不機嫌な感じの強めな口調で言われたようです。
このようなトラブルを減らせるならば、最初に挨拶をしておくことにはそれなりのメリットがありますよね。
理由その2:有事の際に助けてもらえることもある
引越しした時に挨拶をしておくと、有事の際にも良いことがあります。
私が学生時にアパートで一人暮らししていた時のことです。
引越し時には隣人に軽い挨拶だけしておいて、お互いの顔が分かっている状態だったのですが、ある日、東日本大震災という大きな地震被害に遭いました。
その時に、挨拶をしておいた隣人さんから食材をお裾分けしてもらったり、その隣人が持っていたカセットコンロも使わせてくれたんですね。おかげで当時はとても助かりました。
引越しの時に挨拶をしておくだけで、こうした恩恵にあずかれる可能性も高くなるかもしれません。
こうした理由からも、引っ越し時に挨拶をしておくことは、後々のことを考えた時にメリットが大きいのです。
とはいえ、必ず挨拶をしなければいけない決まりはなく、挨拶をしないと何かに困るというわけではありません。
でも、トラブルを減らせる可能性が高くなり生活がしやすくなるなら、引越しした時くらいは挨拶をしておいてもいいのではないでしょうか。
引っ越し挨拶のタイミングはいつが良い?
では、引っ越し挨拶のタイミングはいつが良いのでしょうか。
基本的にタイミングとしては
- 平日なら、午後6時以降の夜遅くならない内が良い
- 土日祝日なら、午前中に行っても良い
となります。
引越しが終わる時間帯で当日か翌日か考える
あなたの引っ越しが午前に終わるならその日に挨拶を済ませた方が、相手方にとって印象が良いものになります。
それは、相手方も近隣にどんな人が引っ越してくるのか、不安に感じている場合もあるからです。
引っ越しが夜になってしまう場合、挨拶は翌日にした方がよいでしょう。
平日と休日で挨拶すべき時間帯は異なる
引っ越しの挨拶に適した時間帯は、平日と土日祝日で違います。
平日であれば、午後6時以降で、夜遅くならない内に済ませましょう。
相手の方が社会人だと、平日午前9時~午後5時は会社に出勤していますので、その間に訪ねてもほとんどの場合不在です。
午前9時以前は出勤準備で挨拶に対応する時間はないですし、慌ただしい時間の訪問者は良い印象を与えないので、この時間帯は避けましょう。
午後6時以降の帰宅後の時間帯を狙えば、在宅の場合が多く、挨拶に応じてもらえる可能性が高くなります。
土日祝日であれば仕事が休みの方も多いので、朝早くなければ午前から訪ねても対応してもらえるでしょう。
相手が不在だった場合は?
もし上記で紹介したような時間帯に訪ねても不在の場合は、何度も訪ね直すのではなく、引っ越し挨拶の品を袋に入れて、ドアノブ等に掛けておきましょう。
最近のインターフォンは録画機能が付いているものが多いので、自分が不在中に何度訪問があったか分かるようになっています。
繰り返し訪問してしまうと、相手方に不安を与えてしまいます。
引っ越し挨拶に伺ったが不在であったことと、引っ越し挨拶の品を受け取ってほしい旨をメモに残すようにしましょう。
詳しくはこちらの記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。
⇒引っ越しの挨拶で居留守・不在時の対処法を紹介!粗品はどうする?
また、もし引越し挨拶の品にクオカードを渡すことを検討している場合、クオカードは相手にとって失礼と思われることもあるので注意が必要です。
詳しくはこちらの記事にまとめているので、気になる方は参考にしてください。
引っ越しの挨拶はどこまでの範囲でやればいい?
引っ越しの挨拶は、
- 集合住宅の場合は、上下両隣の部屋
- 一軒家の場合は、両隣とお向かい、はす向かい
に対して挨拶をするのが基本です。
考え方としては、今後生活をしていく上で関わりが出てくるお宅を範囲に含めると安心です。
集合住宅での挨拶範囲の考え方
アパートやマンションの場合、通常、上下両隣に行います。
特に階下の方は生活する上で音が響いてしまうので、挨拶に伺っておきましょう。
引っ越しして間もなくは、家具の移動や開梱作業で音が響くことを先にお詫びしておくと良いです。
また、大家さんが同じ物件に住んでいる場合にも、部屋に不具合があったときに相談しやすくなりますので、大家さんにも挨拶に行っておくのがおすすめです。
一軒家の場合の挨拶範囲の考え方
もし戸建てに引っ越した場合は両隣とお向かい、はす向かいも挨拶の範囲に入ってきます。
更に、もしごみ出しの場所が離れている場合には、そちらのお宅へもご挨拶をしておいた方が良いでしょう。
自分の今後の生活をシュミレーションし、迷惑をかける可能性があるのはどこのお宅か考えると、挨拶するべき範囲が分かってきます。
まとめ
引っ越し挨拶はしなくて良いという意見もありますが、しておけば今後の生活にプラスになるときがあります。
相手の都合の良い時間帯を考慮し、不在の場合は対面での挨拶にこだわらない方が、相手にも自分にとっても負担にならないのではないでしょうか。
また、本人に代わって、挨拶に回ってくれる引っ越し業者もあります。
サービスとして無料でしているサービスで、私も実際に挨拶をされたことがあります。
その時は、引っ越し業者の名前が入ったティッシュ箱をいただいたのですが、挨拶に回る手間も省けるし、引っ越し業者にとっては宣伝になるし、とても良いサービスだと思いました。
自分で挨拶に行くのは気が引けるという方は、こういった業者を探してみるのもいいかもしれません。
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