結婚や出産のお祝いに使用するご祝儀袋。
使用する際には意外と細かいマナーがたくさんあり、毎回ネットで検索している方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなご祝儀袋を買ったときに付いてくる「短冊シール」がない時の対処法や、短冊シールの貼り方、どこに貼るのか、また「中袋」についてのマナーをご紹介していきます。
目次
ご祝儀袋の短冊シールない時はどうする?
短冊シールは、短冊を貼るときに使用する小さな両面テープの事ですが、
ご祝儀袋を購入したときに入っている場合もあれば入っていない場合もありますよね。
短冊シールがない場合はどうすればよいでしょうか。
水引飾りに差し込むだけにする
短冊シールがない場合は、ただ水引飾り(ご祝儀袋に付いている飾りヒモ)に差し込むだけで大丈夫です。
短冊を張り付けるのが決まりってわけではないからですね。
私自身も、水引飾りに差し込むだけにすることはよくありますが、これまで特に問題になったことはありません。
短冊シールの代わりにのり付けする
短冊シールが入ってないご祝儀袋を買ってしまい、短冊とご祝儀袋がバラバラにならないか不安になってしまう方は、のり付けしてしまっても大丈夫です。
短冊シールがある理由は何かというと、
短冊とご祝儀袋がバラバラになったときに誰のものかわからなくなってしまい、受付の人やお祝いを受け取る人が困らないようにするためです。
せっかくお祝いを送ったのに短冊とご祝儀袋がバラバラになってしまい、新郎新婦側に余計な負担をかけたくはないですよね。
なので、そういう方はのり付けした方が安心です。
ただ、のり付けするときは、付けすぎに注意してください。
のりがべったり付いているご祝儀袋は見栄えも悪いし、受け取った側もちょっとびっくりしちゃいますからね。
ご祝儀袋の短冊シールを貼る位置はどこ?使い方は?
短冊シールがある場合は、ぜひ活用しましょう。
短冊シールの貼り付け箇所については、特に決まりはありません。
ですが、短冊の上部、または中央に貼るのが一般的です。
短冊シールがある理由は、短冊とご祝儀袋をバラバラにしないためですが、
下の方に張り付けるとずれやすく、短冊が取れてしまうこともあるからですね。
なので、決まりはなくても中央から上部へ張り付けるのがおすすめです。
短冊シールがあったらしっかり短冊に貼っておいて、ご祝儀袋と短冊がバラバラにならないようにしましょう。
ご祝儀袋の中袋はテープを貼る?のり付けする?
続いて、ご祝儀袋の「中袋」のマナーについてご紹介します。
ご祝儀袋の中に入っている白い中袋ですが、
お金が入っているので安全のためにと、ついついのりやテープで貼り付けしてしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし本来のマナーでは、中袋はのりやテープで貼り付けない方がよいとされています。
昔、中袋が封筒型になる前は、和紙などが中袋として使用されていたこともあり、のり付けするという習慣がなかったと言われています。
現代も、中袋に和紙を使っていると、
ちょっとした心遣いを感じることが出来て素敵ですよね。
折り方はちょっと難しいですが、機会があったらぜひ和紙で代用してみてください。
そして、封筒型が主流になった現代でものり付けやテープで貼らない理由としては、
結婚式を終えて疲れている新郎新婦に苦労をかけないようにと、送る側の気遣いからきています。
人生の一大イベントを終えた後、封がされている中袋を一つ一つ開けるのは手間になりかなり大変ですよね。
また、大切なお金が入っているものなので、
「疲れているから次の日に。」
というわけにもいかず・・・。
というわけで、今までのり付けしてしまっていた方、次回からはぜひ中袋はのり付けせずにご祝儀袋に包みましょう。
お祝いする新郎新婦のことを考えてのお心遣い、より一層気持ちが入っていいですね。
ただし例外として、最近は中袋用に小さめなテープが入っていることもあります。
その際は、使用してもよいとされています。
理由としては、のりと違い簡単に外せるということからなんですね。
ご祝儀袋の中袋の書き方や、ご祝儀袋に自分の名前を書かなくてよいのかなど、ご祝儀袋の中袋に関する疑問はこちらの記事でもまとめていますので、参考にしてみてください。
⇒ご祝儀袋に自分の名前を書かないで出して良い?中袋の書き方・ボールペンでもいいのか解説!
まとめ
今回は、祝儀袋の「短冊シール」と「中袋」についてのマナーをご紹介しました。
まとめると、
- 短冊シールの貼り方に決まりはないが、中央から上に貼るのがおすすめ。
- 短冊シールが入っていない場合は、水引飾りに差し込むだけで大丈夫。
また、短冊シールはのり付けしてもよい。その際は、付けすぎ注意。 - 中袋はのりやテープで貼り付けない。もともと入っている場合は使用してもよい。
意外とルールが少なくて安心しましたね。みなさん、素敵なお祝いをされてください。
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