乾燥機は大変便利です。
そんな乾燥機ですが「ほとんど使えないのでは?」という話を聞いたこともあります。
結論から言うと、日常生活で使用頻度の高い洗濯物に関してはほとんど使えます。
そこでこの記事では、乾燥機がほとんど使えないのかという疑問への回答や、何が使えて、何が使えないのかという点について詳しく紹介したいと思います。
乾燥機はほとんど使えないのか?
乾燥機はほとんど使えます。
わたしは外干しせずにほぼ乾燥機です。
タオルはふわふわですし、中までしっかり乾くので気持ちがいいです。
そしてなにより大嫌いな虫がつく不安もなく幸せです。
ではなぜ乾燥機がほとんど使えないと思う方がいるのでしょうか。
それは、表示をしっかり見て、守りすぎているからです。
実際は意外にいけます。
乾燥機が使えないもの、それは主に次の3点です。
- 縮む
- シワになりやすい
- 熱に弱い
さらに詳しく、「乾燥機が使えない衣類・もの」について解説していきます。
乾燥機が使えない衣類・ものを解説!
乾燥機が使えないものの共通点は
- 縮む
- シワになりやすい
- 熱に弱い
ということです。
具体的には、ニット類、シルクや麻でできている物、スイムウェアや着圧タイツなどです。
細かくみていきましょう。
ニット
セーターやカーディガンなど、どれもニット素材のものは乾燥機が使えません。
理由は縮むからです。
革製品
革製品も乾燥機が使えません。
理由は、革は水につけてはいけないからです。
また、乾かしたいときに乾燥機にいれてしまうと、硬くなり、型崩れも起こしますので絶対にやめましょう。
シルク・麻混のもの
シルクは乾燥機にいれると生地がよれてしまったり、細かい毛玉ができたりしてしまい、その後使えなくなってしまいます。
麻が多く含まれているものは乾燥機を使うとしわくちゃになります。
乾燥機は使えません。
スイムウェアやフィットネスで使用するもの
素材は様々ですので一概にダメとは言えませんが、大抵のものはナイロンやポリウレタンなどが使用されており、熱に弱いです。
しかし、スポーツに使われるものは速乾性のあるものがほとんどなので、乾燥機をあえて使わなくても、すぐに乾きますので安心してください。
ストッキング
ストッキングはとんでもなく静電気を起こします。
乾燥させるとさらに悪化し、洗濯物がひっついたり絡まったりして大変です。
一緒に乾燥機で回さないことをおすすめします。
ストッキングも薄くてすぐに乾きますので、別に干しておけば問題ありませんね。
着圧タイツ
現代は男性も女性も着圧タイツを履く方が多いです。
着圧タイツなど、フィット感や、機能性が大事なものは、乾燥機を使うと縮んだり歪んだりしてしまい、本来の性能を損ないます。
使わないようにしましょう。
プリントTシャツ
これは熱でプリント部分が溶けてしまったり、ひび割れたりします。
乾燥機を使うのはやめましょう。
マットなど、毛足の長いもの
乾燥機の中でぐるぐる回しているうちに、毛が抜けます。
乾きにくいものなので、乾燥機で乾かすと気持ちがいいのですが、乾燥機に細かい毛や埃が溜まってしまい、のちに悪影響を及ぼします。
天気のいい日を狙って洗濯をし、日差しで乾かすようにしましょう。
乾燥機が使える衣類・ものを解説!
乾燥機が使えるものは下記のもの以外です。
- ニット
- 革製品
- シルク・麻混のもの
- スイムウェアやフィットネスで使用するもの
- ストッキング
- 着圧タイツ
- プリントTシャツ
- マットなど、毛足の長いもの
その中でも一番積極的に使ってほしいものは、タオルです。
タオル
タオルは、一度乾燥機で乾かすと、やみつきになるほどにふわふわになります。
柔軟剤を使用して自然乾燥させたものとは、比べ物になりません。
しかも、日光と自然の風にさらすと香りも減る気がしますが、乾燥機をかけるといい香りでふわっふわです。
外干しするとなると、バスタオルは場所も取りますからね。
本当にオススメです。
女性の下着
洗濯表示的にはあまり推奨されていませんが、女性の下着も、ネットに入れさえすれば、乾燥機を使っても問題ありません。
室内干しでいつまでも乾かないのも嫌ですし、外には干せませんしね。
ただこれは、型崩れの原因となりますので、高級な補正下着などは絶対にやめたほうがいいでしょう。
その他衣類
Tシャツやズボンなどの綿でできた衣類はシワになりやすいです。
しかし乾かしたい日も多々あります。
わたしはプリントされたTシャツや、シルク・麻混のもの、ボタンや繊細なレースなどの装飾が多いもの以外はかなり積極的に乾燥機を使います。
タオル以外に乾燥機を使う際のポイント
タオルは乾燥機が最適ですが、それ以外に乾燥機を使うなら、ポイントが3つあります。
- 洗濯が終わったら、一旦出して、絡まりをほどき、パンパンしてシワを少し伸ばす
- 最後まで乾燥機にかけない
- 大量に回す中にいれない
1.洗濯が終わったら、一旦出して、絡まりをほどき、パンパンしてシワを少し伸ばす
「洗濯~乾燥」というコースもありますが、衣類にはこれはオススメしません。
なぜなら、洗濯終わりにドアを開ければ一目瞭然。
かなり絡まり合っています。
ねじれていますし、いろんな服が団子のようになっているんですよね。
それをほどいて、簡単でいいので少しシワを軽減させてあげてください。
その後乾燥機を回すと、乾きも早く、シワも気になりません。
2.最後まで乾燥機にかけない
ドラム式洗濯機の乾燥はかなり長いです。
最後のカラカラになるまで乾燥をかけずに、途中でストップして1.5時間ほどで出してかまいません。
熱がかなりありますし、そこで取り出してハンガーに吊ると、きれいに乾き、シワもありません。
3.大量に回す中にいれない
乾燥機をうまく使うコツは、洗濯物を詰め込みすぎないことです。
洗濯もそうですが、乾燥はよりそのことが求められます。
きつきつの庫内だと、乾きにくく、シワの原因になりますので気を付けましょう。
乾燥に使えるオススメアイテムを紹介
乾燥機には皆さんが抱えがちな悩みがあります。
それは長時間であることと、シワになることです。
それらを解決するには、こんなオススメアイテムがあります。
ランドリーボール
ボールを使って短時間に済ますことができる優秀アイテムはこちら。
乾燥機用ソフラン
乾燥機使用の際にも柔軟剤を使って用いてシワ防止ができるのはこちら。
タンブラー乾燥とは?乾燥禁止の服を乾燥したらどうなる?
タンブラー乾燥とは、ドラム式乾燥機やコインランドリーなどにある、ぐるぐる回しながら、あたたかい風で乾かすことをいいます。
タンブラー乾燥禁止のものを乾燥機で回すと、大抵の場合、縮む、傷む、溶ける、変色する、テカるなどの変化が起きてしまいます。
特に、家庭用のドラム式洗濯機ではなく、コインランドリーのような高温のものを使うと危ないことがあります。
タンブラー乾燥禁止か否かは、衣類の洗濯表示に書いています。
服を触ってみて、怪しいかなと思ったら、確認しましょう。
まとめ
乾燥機は使い慣れていないと、ほとんどのものが使えないのではないかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ日常使うもののほとんどは使用が可能です。
ただし、タンブラー乾燥禁止の洗濯表示のあるものには気をつけましょう。
縮みや変色などで済めばいいですが、物によっては発火したり、洗濯機の故障の原因になります。
快適で便利で清潔な生活を叶えるためにも、今一度見直してみるといいかもしれませんね。